Archive for 2月, 2010

チーム「RAINBOW」リポート(その2)

金曜日, 2月 26th, 2010
まっきーです。
チーム「RAINBOW」リポートを、お送りします。

チーム「RAINBOW」の2回目は、映画祭実行委員長のノンちゃんを迎えて始まりました。
狭い部屋が、一層狭く感じられます。
あっ!決してノンチャンのセイだとか、コニシキのようだとか、言ってるのではないので、
誤解のなきよう。(アセ)

現在音声ガイドを製作中なのは、『虹をつかむ男」です。
この映画の監督は山田洋次さん、とうとう最終回となった『釣りバカ日誌』の
西田敏行さんが出演している、徳島の映画館が舞台となっています。

この映画館「オデオン座」で上映中の映画について、
社長の西田さんが、熱く語ってます。
西田さんが語る、わずか数分の映画にガイドを付けるのか、付けないのか。
音声ガイドを入れる隙間がないのに、どうガイドをいれるのか。

チーム「RAINBOW」も、行きつ戻りつして、こちらも熱くなってきます。
頃合いを見計らったのか、チームリーダーから、
「流れを見て、最後に決めるから、ガイドも付けて置くように」と裁定がくだり、議論もThe End。

議論といえば、車中のシーンで、走行中に座席の背もたれが、倒れる音のガイドを、
入れるかどうかがありました。
ガイドを入れたいのは、やまやまなのですが、何せ入れられるところ、
音の隙間がないのです。

無理に入れてみても、シーンの雰囲気を、損ないかねません。
そんなに音も大きくないし、はっきり聞こえるものでもないので、ここはガイドなしでと、
結論がでました。
そんなこんなで、昼食になったのは、13時半を過ぎてました。

帰宅してdvdを観て見ると、デスクライバーさんが心配していたように、
割と倒れる音がわかります。かと言って、ガイドを付けることもできがたいし。
映画祭にいらっしゃる方々!このシーンは気づかなかった、聞かなかったこと
としておいてください。(笑い)
音声ガイドを作るって、本当に難しいですね。

はたまた、『オデオン座』で上映中の、いわば映画の中の『映画』に、
音声ガイドは、付けられているのでしょうか。
結論はまだ誰にも、わかりません。

おわかりいただけるのは、映画祭にお越しいただくことです。
4月29日の両国(江戸東京博物館大ホールでの)第3回シティライツ映画祭にて、皆様方のご
来場を、心よりお待ち申し上げております。(ペコリ)

「雨に唄えば」字幕朗読に挑戦

木曜日, 2月 18th, 2010
モグタンです。
さる1月31日(日曜)に調布のスタジオで行われた「雨に歌えば」の字幕朗読収録
に参加してきました。
第3回の映画祭で上映が決まっている作品で、準備を着々と始めてます。

主役をやりたい!!
ぬぁんてお馬鹿な事は考えませんでしたが、一言だけというのも
つまらない?なんて気持ちもなくはないですし・・。
(怖い物知らずのモグタンです)

どんな具合に字幕朗読するのか??大いなる不安と、大いなる希望をもちつつ、
朝早く家を出、スタジオのある調布へ向かいました

初めての収録ですから、迷惑をかけないですむように、事前に送られてきていた台詞
を、何度も呪文のように唱えながらスタジオに向かいました!(笑)。
これでも平塚リーダーから送られてきた「台詞」と「シーンの解説」を
自分なりに寸借しながら自己流の練習をしていたのですよ! エライでしょ?
誰も褒めて下さらないから自分で褒めてます!!(爆笑)。

いよいよ緊迫感のあるスタジオにコッソリ??入り、
他の方の字幕朗読を見学したのですが、
みなさんオーでションを通過なさった方だけアリ、
とても素人さんだなんて思えません!!

「こりゃ場違いな所へ迷い込んだかな?コッソリ逃げ出そうかな・・・」
なんて、半ば本気で考え始めたころ

「はいじゃぁモグタン入って!」と呼び出しが・・・。
ヒェ~!ヤバイゼなんて気持ちでした(苦笑)。

ほんの一言二言だけとはいえ、他の肩が素晴らしい録音をされているので、
「自分だけ下手をうてないぞ」と緊張感バリバリです。
足が震えるまではいきませんでしたが、自分で声を出しているはずなのに、
思ったより高かったり、大きすぎたり、キツイ言い方していたり・・・・
ともかくなかなか自分なりに上手く発声できません!
それでもテストを含め本番も何度か繰り返し(要するにNGです)
無事観衆さんからOKをいただきました。

同時に録音なさった方々何度もすみませんでした。お疲れ様でした。
いやはやとても貴重な経験をさせていただき感謝です。
台詞の多い方は、きっともっと、いっぱいプレッシャー感じながら
録音しているんでしょうね!

そうこうしているうちにランチタイム!。
その後、外野の「ワイワイガヤガヤ」の音声にも混ぜていただき、
とても楽しい1日となりました。

無論自分の出番は緊張し、楽しいと言うより、
無事終了できてよかったというのが本音ですが・・・。

この録音は、DVDの字幕の見えない私たちにもスムーズに録音ができるように
FM送信されている音声をイヤホーンで聞きながらの録音となりました。
肩を叩いて切っ掛けを教えてもらうより、スムーズに発声ができてよかったです。
ただ、何度か同じシーンを繰り返して見ておかないとタイミングが自分で計れないの
が難点ではありますが、一旦切っ掛けをつかめばこれの方が楽でした。

録音を終えての感想は
「本番で自分の録音された声を聞いてみるまで緊張感がとれなさそうです」(苦笑)。
以上モグタンの字幕朗読感想でした。

映画祭上映作 『雨に唄えば』の字幕朗読収録!

水曜日, 2月 17th, 2010
映画祭実行委員、初挑戦のえさきです。
2月11日からスタートする第60回ベルリン映画祭で、山田洋次監督が、
特別功労賞にあたるベルリナーレ・カメラ賞を受賞することが先日、発表されました!
最新作『おとうと』での受賞ですが、シティライツ映画祭でも同監督の作品を上映するだけに、
嬉しいニュースに興奮です!!

そんななか、先月末の1月31日(日曜日)には、
もうひとつの上映作 『雨に唄えば』 の字幕朗読収録が行われ、そのお手伝いに行ってきました。
場所は、映画のまち調布市にある「調布市文化会館たづくり」8Fスタジオ。
昔からこの辺りには映画撮影所が点在し、多くの作品が生み出されました。
映画好きにはなんだか、それだけでワクワクする場所です。

スタジオの天井からライトが数本ぶら下がっている 
スタジオの広さは40畳ほどで、5mの高い天井には撮影用の照明器具がついています。 この日は、中央に4本のスタンドマイク、 その手前に映像モニター2つとDVDプレーヤー1台が用意されていました。 脇の長テーブルに録音&編集用パソコンをセットし、 映像音声を聞くためのFM携帯ラジオなど、諸々の準備をしてスタンバイ。 そうこうしているうちにやってきたのが、あの‘シネマガールズ’たちです。 収録の模様もバッチリ撮影してくれたので、こちらも楽しみ! 朝10時をすぎると、 声優ボランティアの皆さんがぞくぞくと集結。 今回の参加者は、プロの役者さんから声優初挑戦の方まで、視覚障碍者を含め総勢27名。 午前の収録メンバー約20名がそろったところで、まずはキャストの顔合わせです。 彼らを束ねるディレクターは、視覚障碍者の女優・めーたん。 音声ガイドチームリーダーの檀さんもサポートに加わっていただき、 いよいよ収録スタート! 並ぶ声優たち、取材のシネマガールズもいます 事前に配られた朗読台本を手に、マイクの前に立つ声優さんたち。 モニター映像、台本、そして英語の台詞を意識しながらの吹き替えは、 タイミングを合わせるだけでも大変そうです。 緊張と初挑戦のせいで、棒読みになってしまう人も当然いて、 ディレクター&ガイドチームリーダーが的確なアドバイスを送ります。 これがまた、なるほど!と思えるものばかりで。 誰に向かって、どういう気持ちで言っているのか? 相手はどのくらいの距離にいるのか? などなど、 セリフひとつから読み解くものっていっぱいなんだなぁ、 ということに改めて感銘をうけたと同時に、 人は無意識を意識することで変われるのだとも思いました。 収録は基本的に、「シーン1」から順に。 配役によっては、わずかな出演シーンを先にまとめ撮りすることもあって、 はるばる来たのに収録時間5分で終了!なんて人も。 それでも、満足した面持ちで帰っていく姿が印象的でした。 午後になると、俳優やプロの方たちが大多数となり、場のテンションもヒートアップ。 ディレクターからは、声の高さの違い、本編キャラクターとのズレ、 感情の入れ方など、厳しくこまかい要求が出されます。 鋭い指摘もさることながら、それに即座に応えていく役者さんたちも素晴らしかった! マイクに向かう主役(男)2ショット とにかく現場は、“ボランティアだから”なんて、そんな生ぬるいものではありませんでした。 もう、一瞬、一瞬が、緊張と興奮と感動の連続で。 テンポよく、一度でキマッた時なんかは、聞いているほうも気持ちよすぎて。 ディレクターも「素晴らしい!」と叫びながら思わず拍手。 なんだかクサいですけど、夢に向かってみんなで進んでいるんだ!って。 心の汗が見えたような気がしたのも、あながち幻ではない気がしています。 声優たちの声の収録を確認するリーダ達 一丸となって、47名の登場人物を個性豊かに彩ったこの収録。 大ラスのシーンを撮り終えたのは、夜9時半近くでした。 皆様本当にお疲れ様でした! そしてこの感動が映画祭上映でも、たくさんの人に伝わりますように♪ このあとは、編集→音声ガイドチームにバトンが渡されます。 その様子もブログで紹介する予定ですので、こちらもお楽しみに!

チーム「RAINBOW」リポート(その1)

日曜日, 2月 7th, 2010
マッキーです。
 いよいよ、『第3回シティライツ映画祭』まで、3ヶ月を切った1月30日、
上映作品 『虹をつかむ男』の音声ガイド作りが始まりました。

 ジンジャーさんをチームリーダーに、サブリーダー・事務長
それに忘れちゃいけない、お目付け役のリーダーらが、率いるのは、
ガイド作りは今回が初めてという、新人さんたちばかり。
ナレーター・音訳者・役者・ボランティア・ライブガイド、というピチピチギャルたちに、
モニターを加えた総勢14名が、チームに集まりました。

早速チームリーダーから
「入れられるところには全部ガイドをいれる。」
手を抜くな!とばかりに、激がとびました。
それに呼応するかのように、担当以外の部分も、自分で作ってきたガイドを見ながら、
議論が白熱してきます。

どうにか予定時刻に終了。
外に出ると、もう真っ暗です。

プロ野球のキャンプイン目前に、ガイドチームは、始動しました。
そして開幕のころ、桜の花びらのごとく、チームは散っていきます。

たとえ散っても、総勢14名のチーム「RAINBOW」は、
映画祭向けて、2つの夢のアーチを、架けて行きます。


頑張るぞ!チーム「RAINBOW」

委員日記(モグタン編)その4

水曜日, 2月 3rd, 2010
7月の実行委員会で出された宿題は
「どうやって映画の選定をするのか?」
「どんな映画を上映するのか?」
「邦画、洋画のどちらを上映するか?それとも両方か?」
などなどです。

上映する映画を選ぶには、それこそ何を基準にすればいいのかにより、
候補となる映画が全く変わってきてしまいますので、
まず、何を映画の選定基準にするかで、
話がなかなか前にすすみませんでした。

邦画と、洋画を1本づつ上映したいという気持ちは
ほとんどの方にあるかと思われましたが、
映画の長さとか、音声ガイドの作成の他に、
洋画は「字幕朗読」も必要となります。

そういった部分を配慮して、
私がどうやって候補作品2つを選んだかを
コッソリとちょこっとだけ書いちゃいます!

実行委員のメンバーは、まだお互いどんな方とか、
どんな映画が好みなのか?などをよく知らない状態ですので、
自分の薦めたい映画をどうやってアピールすれば選ばれるのか?
すでに私の中で駆け引きは始まっている??(笑)

自分の好みの映画だけをただ単に薦めても
同意を得られる可能性は皆無である。
そこで、どういった映画祭にしよう!といったテーマを決めて、
それに沿って2作品を推薦し、それぞれの映画の特徴や見所、
そしていかに映画祭にふさわしいかなどをプレゼンしてみました。

ただ、この時点でもまだ優柔不断というか、あきらめが悪いというか、
自分自身、本当の意味で2作に絞れておりませんでした(笑)。

なぜなら私が好きな映画を、
自宅に少なくとも2桁を上回る映画のライブラリーがあるし
まだ入手していない映画も多数あるのですから
それを2つに絞れなんて言われてもねぇ・・・。
そりゃもう拷問以外の何者でもない??(爆笑)

なかなか候補が絞りきれない中、
どういったテーマでこの作品を推薦するのかをプレゼンしましたが、
どうにも感触がよくない!!
というか自分自身、他の方がプレゼンされた映画も見たいんですから(笑)

なぜか?こんなにもの自信作のはずだったものが・・・(笑)。
なんてこった!そんな気分でした。

参加した人数は正確には覚えておりませんが、
確か全員2作づつ推薦したにも関わらず、どの映画もダブルことが
ありませんでした。

う~ん映画恐るべし!(笑)

(続く)

委員日記(モグタン編)その3

月曜日, 2月 1st, 2010
モグタンです。引き続き、委員日記(続き)を送ります。

第3回シティーライツ映画祭の実行委員に応募し、
参加が決まった後、7月20日の午後に
顔見せの集まりがありました。

このときは土曜日から月曜日までの3連休で、
私は筑波の方へ出掛けていたのですが、
最初の顔見せに参加しない訳にはいかないと
早めに筑波の用事を切り上げて田町の会館に
駆けつけました。

田町の会館はこの時で3度目でしたが、
まだまだ一人で歩くのは無理で、遅刻の私を
田町駅まで出迎えをお願いしました。
(お出迎えありがとうございました)

すでに何度かシティーライツのイベントに参加していたので
顔なじみの方もいらっしゃいましたが、
まだまだ知らない方の方が多く、
御名前を覚えるのすら難しく、
その後も現在に至っております(苦笑)。

この初めての会合では、初顔合わせの人も多く、
それぞれ自己紹介と、どういった気持ちで委員会に参加を決めたのか
などを発表したり、9月から第1月曜日の19時から田町の会館で
実行委員会を開催するという事を決めたり、
「上映映画の選定をどうするか?」などの案を
8月下旬までに考えて、実行委員会専用MLに投稿する
という事が決定されました。

この時、筑波では2泊3日の合宿に参加していたので、
とても大きな荷物を抱えていましたので、でっかい宿題まで頂戴し、
帰りの足取りはフラフラでした!(苦笑)。

こうして、とうとう第3回シティーライツ映画祭への
始動がなされたのです。

(続く)