【シアター同行鑑賞会】 『トリとロキタ』(字幕版)

【『トリとロキタ』作品紹介】
2022年/ベルギー / フランス | Color |89分

 監督・脚本:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ

※この監督兄弟と、出演者に関しては、また別メールでご紹介します。

 <INTRODUCTION 解説>
パルムドール大賞と主演女優賞をW受賞した『ロゼッタ』以降、全作品がカンヌのコ
ンペに出品され、世界中で100賞以上を獲得するという、偉業を越えて、もはや奇
跡を起こし続けている監督ダルデンヌ兄弟。『トリとロキタ』では彼らの代名詞とも
言える、BGMなし、演技未経験の主演俳優、削ぎ落された作劇に加え、先の読めない
サスペンスを極め、第75回カンヌ国際映画祭で75周年記念大賞を見事受賞している。
ロシアによるウクライナ侵攻をはじめ、分断が進む世界で、アフリカ、中東、ウクラ
イナと祖国を追われた者はどこで安息を得られるのか。もはや対岸の火事ではなく、
いま、世界が直面している、人間の尊厳の在り方を突き付ける。ダルデンヌ作品で初
めて、怒りまでをもにじませ、観客の良心を震わせる、シンプルでいて、これまでに
ない強靭な傑作が誕生した。

地中海を渡りヨーロッパへやってきた人々が大勢ベルギーに暮らしている。トリとロ
キタも同様にベルギーのリエージュへやってきた。トリはまだ子供だがしっかり者。
十代後半のロキタは祖国にいる家族のため、ドラッグの運び屋をして金を稼いでいる。
偽りの姉弟としてこの街で生きるふたりは、どんなときも一緒だ。年上のロキタは社
会からトリを守り、トリはときに不安定になるロキタを支える。偽造ビザを手に入れ、
正規の仕事に就くために、ロキタはさらに危険な闇組織の仕事を始める……。他に頼
るもののないふたりの温かく強固な絆と、それを断ち切らんとする冷たい世界。彼ら
を追い詰めるのは麻薬や闇組織なのか、それとも……。
トリを演じたパブロ・シルズ、ロキタを演じたジョエリー・ムブンドゥともに演技初
経験ながら、カンヌ国際映画祭でのワールドプレミア以降、各国のメディアが絶賛を
贈る素晴らしい演技を見せた。彼らの気持ちに寄り添い、止まることないふたりを追
うカメラの運動に、映画の原点を見る。そして、観客はふたりの幸せを祈りながら、
固唾をのんで彼らをただ見守るのだ。

 <物語>
「弟を見分けた方法は?」
「“トリは?”って聞いた」
「施設がつけた名前をなぜ知ってたの?」
「……」
ロキタは質問に答えられずパニック発作を起こす。

ビザ取得のための面接。ベナン出身のトリとカメルーン出身のロキタ。ふたりはアフ
リカからベルギーへたどり着く途中で出会い、本当の姉弟のような絆で結ばれた。す
でにビザが発行されているトリの姉と偽り、ロキタはビザを取得しようとしていた。

トリとロキタはイタリア料理店の客に向けてカラオケを歌って小銭を稼いでいる。し
かし、それは表向きで、実はシェフのベティムが仕切るドラッグの運び屋をしている。
今日もベティムに指示され、ドラッグを客のもとへと運ぶ。警察に目をつけられたり、
常に危険と隣り合わせだ。ときに理不尽な要求もされる。それでも受け入れるしかな
い。人としての尊厳を踏みにじられる日々だが、トリとロキタは支え合いながら生活
していた。

ある日、ベルギーへの密航を斡旋した仲介業者から、祖国にいる母親へ送金予定の金
を奪われる。落胆するロキタ。ふたりの夢は、なにも邪魔されずに祖国に仕送りをし
て、ふたりでアパートを借りて暮らすこと。一刻も早く、ビザを手に入れて家政婦と
して働こうと、偽造ビザと引き換えに、ロキタはベティムが提案する孤独で危険な仕
事を引き受ける。
目隠しをされて連れてこられたのは、外界からの情報を一切遮断された倉庫のような
場所。
劣悪な環境。さらに、外部の者に場所を特定されないように、携帯電話のSIMも没収
される。

トリとロキタはどんな時も一緒だった。
なのに、離ればなれになってしまう…。

支え合って生きるふたりの絆を断ち切ろうとする世界。
ふたりが生き抜く道はあるのだろうか。
(公式ページより)

【鑑賞会詳細】
 劇場:川崎市アートセンター アルテリオ映像館
 鑑賞作品:『トリとロキタ』(字幕版)
 企画・ハイブリット音声ガイド:ダンさん
 受け付け担当:めーたん

 日時:5月11日(木曜日) 10時からの回
 集合:9時半までに、小田急線「新百合ヶ丘」駅改札を出たところ。
(改札は2か所ですが、同じ通路に向かい合ってます)
 持ち物: FMラジオ、鑑賞料 1000円。(晴眼者も一律。)
ガイド方式: 音声ガイドはライブの実況で行います。
ご自身のFMラジオをご持参いただいた場合は、
周波数88.5MHzに合わせてください。
ラジオの貸し出しも無料で行います。当日お申し出ください。
 申し込み締め切り:5月9日(火曜日) 24時

【申込方法】
 以下の内容に従って、メールでお申し込みください。
※晴眼者の方は、視覚障害者と一緒に映画を楽しむ誘導ボランティアとして、ご参加
ください。

件名に
『トリとロキタ』申し込み
と書いて
宛先は同行鑑賞会専用アドレス
doukou@citylights01.org
(clickすると、件名と下記転記した状態でお使いのメールソフトが立ち上がります)

▼本文に以下1〜5の項目を明記してください。
 1:お名前(ハンドル名でも可)
 2:参加人数(視覚障害者と晴眼者の内訳、性別も)
 3:誘導の要・不要(晴眼者の方は、「誘導ボラ」とお書きください)
 4:ご本人の携帯番号(緊急連絡のため)
 5:お茶会参加の有無(今回から正式に復活します!)
※お茶会とは…映画鑑賞後、劇場近くのカフェなどで、
お茶やごはんを食べながら感想などを語り合います。
参加は希望者のみ。会費制ではなく、各自、注文したものを精算する形式です。
※90分の映画なので、お昼前には終わります。ちょうどランチにぴったりなお時間で
す。

【お知らせとお願い】
 1.参加申込をされたかたへは5月10日水曜日までに受付確認メールを差し上げ
ます。
何も連絡がない場合、見落としがあるかもしれないため、
以下までご連絡ください。
doukou@citylights01.org
または、
めーたん携帯 090-1118-2012

 2.携帯からお申込みになられて、メールの受信拒否設定をご使用の方は
受付受理のメールが届くよう、以下のアドレスを受信可能な設定にご変更ください。
YIV01420@nifty.ne.jp

 では、お申込みお待ちしてまーす♪

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