映画祭物語『思い出そう、大切なこと』第4章 素晴らしき哉、人生

こんにちは、映画祭ブログ担当 ながたです。
みなさま、映画祭チケットのご購入はお済ですか?
また、「1作品だけでいいや」と思っているそこのアナタ!
2作品見なきゃ損ですよ!どちらの作品も素晴らしいのですから・・・。
ブログは、今回から第4章にはいります。
まずは、作品紹介からですけどね。
どうぞ、お楽しみ下さい。

第4章 素晴らしき哉、人生

フランク・キャプラ監督の『素晴らしき哉、人生』このタイトルを聞いて「懐かしい」と感じる方も多いと思います。
物語に入る前に、少し作品の紹介をしますね。
『素晴らしき哉、人生』は、1946年のアメリカ映画。映画祭のチラシのあらすじを引用すると<主人公のジョージは、いつも何処かでツキに見放され、逆境にばかり立ち向かう運命にあった。自分のミスではなく大金を失った彼は、全てに絶望して自殺を図るが、彼より先に一人の男が身を投げる。あわてて、救けたジョージに、男は、自分は見習い天使だと告げる・・・。>という物語。

 若い世代の方にはちょっと馴染みが無いかもしれませんが、昨年公開された三谷幸喜監督の『ステキな金縛り』の中に、この『素晴らしき哉、人生』のお話が出てくるのですよ。小日向文世(こひなた ふみよ)が演じる、向こうの世界から来た管理局公安 段田が、裁判の証人を呼ぶ条件にしたのが、『素晴らしき哉、人生』のDVDを観せること。だったのです。映画の中の小日向文世の衣装は、真っ白いスーツ姿、もしかしたら羽根が生える前の天使であったのかもしれません。また、スティーブン・スピルバーグは「大好きな映画の1本である
」と語っています。

 68年前の映画だから、古いと思うのは大きな間違い、映画が大好きな人は、より大好きに。初めて映画を観る方は、映画の虜になること受けあいです。世界中にある映画の原点とも言える作品です。さらに言うなら、「この映画を観ずして映画を語るなかれ」です。字幕朗読&音声ガイド付きで大きなスクリーンで楽しめるのは、シティライツ映画祭のみですよ。

お時間がある方は、是非、お出かけください。

次回から、第4章が本格スタートします。
どうぞ、お楽しみに。

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