映画祭物語『思い出そう 大切なこと』 エピローグ

エピローグ
「よぉーっ、パン!」
今年は短く一本締めでと誰かが声をあげ、ボランティアスタッフ、実行委員たちの気が一つになる。
閉館した博物館の静けさとは、対照的にまだ冷めやらん熱気に溢れている。

「最高の1日だったね。」元気がエルザに話しかける。
「うん、でも夏休みももっと最高になるかもね。」元気がエルザの肩を抱く。
「楽しみだよ、アフリカ。ライオンパークでエルザの甥っ子か姪っ子を抱っこ出来るかもしれないからね。」
そう言うと、エルザの頬にキスをした。
「くぅーん。」クラレンスが何か言いたげに尻尾を振った。

映画祭物語『思い出そう 大切なこと』おわり

 この物語を読んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。

私は、今日から新しい職場で第一歩を踏み出します。

また、何処かでみなさんにお会い出来る事を楽しみにしています。

本当にありがとうございました。

余談ですが・・・。スカウト、拒みませんので小説家デビューの話があったらいつでもお受けいたします。(笑)

では、また。

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