おくりびと バリアフリー映画会の開催

3月13日に、東京都北区の中央図書館で、
「おくりびと」のバリアフリー映画会が開催されます。

公共図書館には、無料で貸出しているDVDがあるのをご存知ですか?
地域によっては、大きな図書館しか取り扱いがないかもしれませんし、
あまりたくさんの作品はおいていないかもしれませんが、
それは、図書館流通センターや日本図書館協会が、館内で貸出をしたり、
上映したりできるように、特別に映画の権利処理をしているDVDなんです。
人気の作品もいくつかあります。
最近の作品ですと、「ブタがいた教室」や「おくりびと」など。

店頭で市販されているDVDや、ツタヤなどでレンタルされているDVDは、
個人の家庭鑑賞を目的として著作権が保護されているものなので、
法律上、上映は禁止となっていますから、堂々と上映会ができません。
じゃあ、通常、公共ホール等で私たちが上映会を行うにはどうしたらよいか?というと、
配給会社に上映用のフィルムやDVDを借りることになりますが、
そのレンタル料は1作品10万円以上するのがざらという、
とても高いものですし、映画館以外には貸出不可の作品もあったりして、
なかなか、上映会を開くのも簡単なことではありません。

でも、図書館が図書館で購入した上映権つきのDVDを使えば、
館内で図書館主催の上映会を開催することができます。
図書館ならば、地域の方は対面朗読などを利用していますよね?
もし、地元でバリアフリー上映会を。と思ったら、地域の公共図書館に相談して、
上映権つきのDVD作品を使ってバリアフリー上映会のプランをたてるといいかもしれません。
音声ガイドがすでに作ってある作品ならば、すぐにできますから。

というわけで、シティライツの所在地がある北区でも、
やっと地域の公共図書館での上映が実現しました!

この中央図書館、北区のちょっとした自慢の図書館なんです。
赤レンガ倉庫を改装した、天井が高くて開放感があって、とても素敵な図書館です。
館内に、おしゃれなカフェもあります。
王子駅からはコミュニティバス(北区民は100円バスと呼ぶ)で5、6分でいけます。

是非、公共図書館が開催するバリアフリー上映会がどんな感じか?観に来てください。
これがモデルケースとなって、あちこちで図書館上映がバリアフリー化していくといいのになぁ~
と思います。

以下、上映会の詳細です。
人数が多い場合は北区民優先となるようですが、区外の方でもお申し込みいただけます。

--------------------------------------------------------------------------

■中央図書館 映画「おくりびと」 バリアフリー映画会の開催

▽内容「見る」、「聞く」がご不便な方も、ご一緒に楽しめる映画会を開催します。

上映DVD映画「おくりびと」2008年作品
主演 本木 雅弘 (2008年アカデミー賞:外国語映画賞受賞)

上映方法
1)映画独自の音声のほかに、場面を説明する音声ガイドを同時に流します。
(注:2種類の音声は会場内の皆様に聞こえます。)
2)セリフと場面を日本語字幕で表示します。

▽対象者 障害(ご不便)のある方優先。一般の方も申込可

[企画・運営] 北区図書館活動区民の会

▽日時 平成22年3月13日(土) 午後2時00分から 上映時間130分
▽会場 中央図書館 3階ホール
▽定員 50名(抽選)
▽費用 無 料
▽申込・視覚障害者の方は電話申込・聴覚障害者の方はFAX申込(記入例にある内容を記載)
・上記以外の方は往復はがき(記入例参照) 期限:2月28日(日)必着
*会場には手話通訳者がいます。
*日常付き添いを必要としている方は、付添人1人のみ入場できます。この場合付添人の有無を記入
▽問い合わせ▽申込先
北区十条台1-2-5 北区立中央図書館事業係
電話5993-1125 FAX5993-1044
カテゴリー: バリアフリー映画NEWS | おくりびと バリアフリー映画会の開催 はコメントを受け付けていません

チャップリンの「モダンタイムス」「冒険」活弁公演

日時; 2010年3月21日(日) 
     昼の部・開場13:30 開演14:00
     夜の部・開場17:30 開演18:00
場所; 草加アコスホール(草加駅東口徒歩1分ヨーカ堂7F)
(東部伊勢崎線「草加駅」東口徒歩1分ヨーカ堂7階)
 ・草加駅は浅草から急行で約20分
演目; チャップリンの「モダンタイムス」 「冒険」

弁士:麻生八咫(あそう やた)・子八咫(こやた)

麻生八咫(あそう やた)プロフィール
1952年生まれ。獨協大学卒業後、一人芝居「日傘と剃刀」を日本全国で400回以上公演。
徳川夢声とともに活躍した最後の弁士・池俊行氏の活弁「坂本竜馬」との感動の出会いにより活弁士となる。
1995年 伊・パルマ市にて文化庁主催「ジャパン映画フェスティバル」で活弁公演。
1998年 活弁界初の文部大臣賞受賞。

麻生さんのホームページ↓下記リンクです。
(フラッシュアニメーションに、活弁の音声がついています。)
http://www.katsuben.com/index.html

料金:
一般 前売2000円 当日2500円のところ、
シティライツにお申し込みいただいた方のみ、
視覚障害者500円(同伴者1名まで500円)
※晴眼者単独でお申し込みの方は、1000円となります。
(チケットは当日受付にてご清算となります。)

【お申し込み】
メールでお申し込み下さい。
件名に、「3月21日活弁公演」と書いて、本文に下記のことを明記の上
シティライツ事務局 までお申し込み下さい。
citylights@tokyo.email.ne.jp

▼本文に以下4項目を明記してください。
1:氏名
2:参加人数(必ず、視覚障害者と晴眼者の内訳も書いて下さい。)
3:誘導の要・不要
4:当日連絡のとれる電話番号

3月10日(24時)で、一端お申し込みをしめきります。
まだ席に空きがあれば、再度、受付をいたしますが、
できるだけお早めにお申し込み下さい。

以上、皆様の参加をお待ちしております。
(なお、このメールは転送を許可します。お知り合いの方々にも、是非、お知らせ下さい。)
カテゴリー: バリアフリー映画NEWS | タグ: | チャップリンの「モダンタイムス」「冒険」活弁公演 はコメントを受け付けていません