映画祭物語『思い出そう、大切なこと』 第4章 素晴らしき哉、人生

おはようございます。
映画祭ブログ担当 ながたです。
梅雨に入ってしまいましたが、24日の映画祭に向けて気持ちは太陽のように燃えています。
さぁ、早速、続きをどうぞ・・・。

   
広田笑子(ひろたしょうこ)は、パソコンに向かいメールを読んでいる。
<チーム『素晴らしき哉、人生』の皆さまへ>と書かれたメールには、これから始める音声ガイド作りの分担や、スケジュール、原稿の書き方が書かれている。
笑子は、ガイド作りは初体験だけど『素晴らしき哉、人生』という作品に運命を感じて、参加させてもらった。   

在宅での音声ガイド作りは、1日か2日行われる検討会以外は家で作るのが基本。今回のチーム『素晴らしき哉、人生』の流れを簡単に説明すると、DVDが届いたら、まず観る。次に自分の担当箇所のセリフ字幕を、エクセルに入力、ガイドを作り始めます。ガイドが完成したら、メーリングリスト(もしくは、共有フォルダ)にアップします。次に、コメント付け。実はこれが、一番大切且つ大変な作業です。「ガイドに息吹を吹き込む」と言えば解りやすいでしょうか。他の人が製作したガイドに、コメント(意見)を付けていくのですが、ここで細かくコメント付けをしないと伝わりづらいガイドになってしまったり、見落としている箇所が出てきます。なので、コメントが莫大な量になってしまうこともあります。労力的には、短期間で作業する分だけ、1作品全部を独りで作るよりハードかもしれません。
コメント付の後、検討会で話し合い、もう一度ガイドを練り直します。作品によっては、何度もコメント付や検討会をすることがあります。 昨年の映画祭で上映された『大誘拐』は、当初、勉強会でガイドづくりを行う予定でしたが、最初の勉強会前日に東日本大震災に見舞われ、前半部は急遽、在宅での作業になりました。余震が続く中、お互いの安否を確認しながら進めるガイドづくりは感慨深いものがありました。
   

つづく・・・。

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