シティライツ(City Lights)って何?

どうも、みみすけです。
今日は関東地方は、すごい風です。
みなさんいかがお過ごしでしょうか

こんな嵐の夜に、ふと、シティライツ自体について
まだこのブログではあまり説明してなかったなあと思いました。
活動については、以前、少し述べましたが。。

今日はシティライツの生い立ちと、なぜシティライツなのか
お話ししたいと思います。

シティライツは2001年より前から当時映画館に勤めていた
平塚リーダが仲間と始めた活動で、
活動を始めた時には、視覚障碍者との接点はなかったそうです。

たまたま、「街の灯(原題:City Lights)」という映画、
これを、映画のヒロインと同じ境遇の視覚障碍者に
見せたいと思ったのがきっかけで集まった
映画ファンの集まりでした。
そう、チャップリン映画の「街の灯」、
それがシティライツの由来です。

当時、シーンガイドという考え方すら知らなくて、
活動弁士みたいなことすればよいのじゃないか
ぐらいに考えて、作ってみたサンプルを聴いてもらったけれど、
反応はよくなかったそうです。 

しかし、その時に企画について、立てる前に
話を聞いてくれた多くの視覚障碍者の方々に
お詫びかたがた伺ったところ
だからってやめないでほしい。
「いきなり、サイレント映画から始めるから無理があるんだよ」
「私たち、普通の映画だってろくに見れなくてくやしい想いをしてる。
 何よりもまず、普通の、音のある映画がみたいんだ。」
と、切なる訴えを聴きました。
そこで、視力を失った方の映画に対する想いを知ったといいます

そんな声を多く聞き、どれだけ需要があるのか
メールリストを募ったところ、
視覚障碍者がいきなり80人が入会したということです。

これを目の当たりにして
「これは、真面目に取り組まなくてはいけない」
と震えながらも心の底から思ったそうです。

その後、いろいろ見ていくうちに、(その時点で)
海外ではディスクライバーという音声ガイド、シーンガイド
と呼ばれるものを職業としている方達がいるのに対して
日本では、そういう組織がないこともわかりました。

ならば、我々で音声ガイドを作ろう。
そういう考えで、音声ガイドに取り組み、多くの作品に
これをつけ 映画鑑賞会をしたり、
映画制作段階から音声ガイドをつけたり、
DVDにする際に音声ガイドをつけたり
日本点字図書館に音声解説CDという形で納めたり。

今では全国的に多くの音声ガイドをするボランティア団体が
生まれ、音声ガイドを作成する活動されている方々も
多くなって来ました。

音声ガイドを仕事として請け負うという機構も
CAP(シネマアクセスパートナー)というNPOにて
分化し立ち上がりました。

その際シティライツは、むしろ仕事ではなく
お互いに楽しめるような和気あいあいの集団という
位置づけで、方向性が決まったと聞いています。

それに音声ガイドと一口に言っても奥が深いのです。
「百聞は一見に如かず」、そういうことわざの通り
100個の言葉でも、そのシーンを伝えきることは
できないモノです。

音声ガイド研究会では、じゃあ、この場面では
何を伝えるのが作品の意図か、と推敲を重ねます。
それは私には、機械にはできない作業する行為、
さらに言うならその音声ガイドを生み出せる人を
作りだす作業にも見えます。

現在うちのCLCCというメールリストは500人を超え
視覚障碍者とサポーターといったメンバになっております。
その中のボランティアスタッフに関しても、視覚障碍者が多くいます。

晴眼者(目の見えること)の方にとっては、
初めて聞くと違和感を感じるかもしれないですが
視覚障碍者が視覚障碍者をサポートしています。
(自分がこんなにうれしかった。だからそれを他の人に伝えたい。
 そういう気持ちで視覚障碍者の方達は参加してくれています。
 私は晴眼者なのですが、
 まだまだ視覚障碍者へのサポートが十分でないこの社会の中で、
 他の人のことをこんなに親身になって考えれる人たちと
 一緒に行動できることが、自分の人生にとって、
 とてもかけがいのないことだと感じていて、
 それが活動の原動力になっています)

たとえば、同行観賞会を企画するために映画館の担当の方に会い、
ここでFMラジオで視覚障碍者が聞いて良いかか確認したりします。
映画館にとっては、お客さんが増えるというメリットがあるものの
映写室からFM電波を我々が飛ばすわけで
何かトラブルがあったら、と気になるところもあるようです。

そのため、自分たちの実体験を交えながら、
映画館の担当者の方々とどうしたら問題なく実現できるのか
相談しながら信頼関係を築いていきます。
そうした映画館の担当者の方を含めた努力のおかげで、
多くの視覚障碍者の方と最新映画を一緒に見ることができています。

映画祭においても実行委員長をはじめとした、多くの委員の方、
先日収録した「雨に唄えば」の字幕吹き替えの声優や収録監督等、
多くのメンバも視覚障碍をものともせず映画祭を面白くするために
走り回っています。

映画祭はそんなシティライツの面々の熱い想いを
皆さんに理解してもらう晴れの舞台なのです。

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