シアター同行鑑賞会はどのように企画されている?

 シティ・ライツのみなさん、こんにちは。

新宿チームに所属する 高円寺のコバちゃんです。

 いよいよ、「第四回 シティ・ライツ映画祭」の開催まで1ヶ月と3日になりま
したね。
シティ・ライツのメンバーのみなさんにおかれましては、6月4日(土)は万事繰り
合わせの上、当日は「東京江戸博物館」さんへの集合をお待ちいたしております。

 さて、映画祭の目的はもちろん皆さんに楽しんでもらうことですが、シティラ
イツというもの、そしてシティライツが行っている事を知ってもらおうというこ
とも目的の一つです。
今回は、シティライツの主要活動の一つでもある『シアター同行鑑賞会』につい
て、私が所属する新宿チームで4月10日(日)に主催した『英国王のスピーチ』を
例に、開催までの流れを書いてみようと思います。
メンバーのみなさんも、チームに所属されていない方々も多いと思いますので、
こんな流れで「シアター同行鑑賞会」を実施しているんだということを、少しで
も分かっていただければと思います。

大きく分けて、シアター同行観賞会の企画は、準備、当日の映画館での実施、
その直後の食事会に分けられます。食事会では皆で感想等話し合うことで、音声
ガイドだけではわからなかった部分があった場合も確認でき、作品を理解して
帰ってもらうことができます。では準備段階からどんなことをするのか見てみま
しょう。

 まずは、チーム内で候補作品の選出です。
チームのメンバーの各人から候補作品をそれぞれに出してもらい、その後に投票
を行います。
映画の候補作品が決まったら、そこで映画館と交渉いたします。
そして、映画館が決まったら、その後はお茶会(食事会)の場所の選定です。
実際に何人ぐらい集まるのか、何をメインに食べさせてくれるのかなどをリサー
チしたあとに、同店へも下調べに行って、そこで美味しいものやお薦めのものを
チョイスしてきます。
そして、その次はモニター会です。
その映画館で日時を決めて、参加できるメンバーで音声ガイドをつけて通しで観
てみるのです。
この際、音声ガイドを担当して下さる人たちは、それ以前にも数回はその作品を
鑑賞してから、イメージをふくらませての音声ガイドを付けて下さるわけですか
ら、簡単な作品ならば、それらは比較的スムーズで一回ぐらいでも終わったりも
します。
しかし、前回の『英国王のスピーチ』などは字幕もあり、それに字幕朗読を付け
ます。そうなると大勢で行うことになり、初体験の人もいたりで、なかなか大変
なようでした。
モニター会のあとは、実際にその後のお茶会(食事会)の場所に出向き、そこで打
ち合わせを兼ねて実際にお茶を飲んだり、食事をしたりしてきます。

 しかし、これだけではありません。
事前解説メールを書いて下さる人、受付を担当して下さる人、放送機材を運んで
下さる人、おまけにパンフレット等やパソコンでその映画の情報などを収集して
事前解説メールに反映して下さる人なども存在するのです。
(事前解説では、予め知っておいた方が作品を理解できる情報、例えば
登場人物についての情報とかをメールで視覚障碍者に伝えます)

こんな多くの人たちによって「シアター鑑賞同行会」が開催されているのです。

 特に今回は当初、3月13日(日)に開催される予定だったものが、あの東日本大
震災の影響で企画倒れになってしまいそうなところを、力強い我が新宿チームの
リーダーズなんかによって、「リベンジ同行会」が再現されたのです。
その甲斐あってか、『英国王のスピーチ』は我が新宿チーム結成以来の71名もの
参加人数を集め、大成功に終わる事ができました。

 さて、今回の「第四回 シティ・ライツ映画祭」もそんなシティ・ライツのメ
ンバーのひとり一人が参加して下さらなければ映画祭は成立しないのです。
特に今回は、宮古市のある映画館に募金の送る予定です。被災地域でのチャリ
ティ上映会などの企画継続の資金の一部としていただくと共に、劇場そのものを
微力ながら応援させていただこうというものです。
そんなわけでシティ・ライツのメンバーのみなさんと一緒に、6月4日(土)の「第
四回 シティ・ライツ映画祭」を盛り上げていけたらと思います。

 最後までご拝読、どうもありがとうございました。
 


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