操作レビュー:武士の一分

みなさま 
DVD調査隊 まなちゃんです。

通勤途中で梅の花が咲いている場所を通ります。
まだまだ冷えこみ厳しいですが、春はもうすぐですね。

今月最後の操作レビューは山田洋次監督の時代劇『武士の一分』を
お届けします。


● もくじ ●
・基本情報
・製品内容
・作品の概要
・パソコンでの操作手順メディアプレーヤーWinDVD)
・DVDプレーヤーでの操作手順
・パッケージ説明
・担当者からの感想
・調査隊よりお知らせ
 
大見出しには ●を、小見出しには ★ をつけています。

●基本情報
タイトル: 『武士の一分』
製作年: 2006年
製作国: 日本
配給: 松竹
監督: 山田洋次(やまだ ようじ)
出演: 木村拓哉(きむら たくや)、檀れい (だん れい)、
笹野高史(ささの たかし)、小林稔侍(こばやし ねんじ)、
赤塚真人(あかつか まこと) 、緒形拳(おがた けん)、
桃井かおり(ももい かおり)、坂東三津五郎(ばんどう みつごろう)
  
★製品内容
DVD発売日: 2007年11月27日
販売元: 松竹株式会社
時間: 121分
販売価格: 3990円
 

●作品の概要
原作は時代小説『盲目剣谺返し』(『隠し剣秋風抄』収録、藤沢周平作)。山田洋次の監督による「時代劇三部作」の『たそがれ清兵衛』・『隠し剣 鬼の爪』に続く第3作である。
 
★ストーリー
下級武士の三村新之丞(木村拓哉)は、妻の加世(檀れい)とともに幸せに暮らしていた。しかし、藩主の毒見役を務め、失明してしまったことから人生の歯車が狂い始める。妻が番頭の島田(坂東三津五郎)に弄ばれたことが判明し、絶望のなか離縁を決意。愛する妻を奪われた悲しみと怒りを胸に、新之丞は島田に“武士の一分”を賭けた果し合いを挑む。
 
 
● パソコンでの操作手順
DVDを入れると本編が始まり、その後に音声ガイドに切り替えるタイプです。
音声ナビ(操作を案内するガイド)は付いていません。
レンタル版には音声ガイドは収録されていません。御注意を。
 
★メディアプレーヤー
DVDが動き出すと、しばらくして音楽が流れます。
(松竹のロゴ)
ここで再生を一時停止します。
(ショートカットキーは、Ctrl+Pです。
Ver.11、12はエスケイプキーを一回押して下さい。)
 
オルトキーを押し、メニューバーから、
再生、オーディオおよび言語トラックと進み、エンターキーを押します。
(「日本語 チェック」と聞こえます。)
下矢印キーを2回押し、三番目の日本語を選んでエンターキーを押します。
(選択肢は、日本語・日本語・日本語・既定値の四つです。)
再び再生します。
(ショートカットキーは、Ctrl+Pです。)
 
 以下のように本編がガイド付きで鑑賞できます。
「武士の一分 製作委員会
(音楽が始まる)
松竹映画
黒い画面に二本の刀、
一本は鞘に収まり、もう一本は刀身(とうしん)が引き出されている。
横に力強い筆文字で、タイトル 武士の一分。
字幕。
毒味役、
封建藩主が食事を取る時、料理が出来上がると、
まず、家来が食べて、毒の有無を確かめるのが普通であった。
その役を毒味役と言った……」
 
★WinDVD
DVDが動き出すと、しばらくして音楽が流れます。
(松竹のロゴ)
ここで再生を一時停止します。
(ショートカットキーは、スペースキーです。)
 
アルファベットの「A」を押します。
下矢印キーでオーディオメニューと聞こえます。
さらに下矢印キーで「日本語 チェック」と聞こえます。
下矢印キーを二回押し、「日本語」を選びエンターキーを押します。
(選択肢は三つです。)
 
再び再生します。
(ショートカットキーは、スペースキーです。)
 
 以下のように本編がガイド付きで鑑賞できます。
 
「武士の一分 製作委員会
(音楽が始まる)
松竹映画
黒い画面に二本の刀、
一本は鞘に収まり、もう一本は刀身(とうしん)が引き出されている。
横に力強い筆文字で、タイトル 武士の一分。
字幕。
毒味役、
封建藩主が食事を取る時、料理が出来上がると、
まず、家来が食べて、毒の有無を確かめるのが普通であった。
その役を毒味役と言った……」
 
 
● DVDプレーヤーでの操作手順
 
★基本情報
リモコンの音声切替ボタンが利用可能です。
リモコンの音声メニューは3つあり、3つ目の日本語(5.1ch)で
音声ガイドが入ります。
(3回ボタンを押します。
 1回目で音声メニュー表示、2、3回目で2番目3番目と切替わります)
メニューにボイスガイドはついておりません。
 
★再生方法
1.ディスクを入れます
2.警告(無音)
3.松竹ロゴ
4.いきなり制作委員会が表示され本編再生開始
5.リモコンでの音声切り替え
リモコン音声切り替えでは3番目の日本語(5.1ch)を選択することで
音声ガイド付きでの再生に変わります。
 
★メニュー構成
チリンと鈴の音と尺八の音が鳴り、
メニューが表示されます。
4つのメニューが横書きで左から右に並んでいます。
左右ボタンと決定ボタンで選択します。
(一番下で下を押すと一番上に戻ります)
 1.本編再生
 2.音声・字幕
 3.場面選択
 4.予告篇集
 
1回右ボタンを押し、決定を押すと音声・字幕メニューに変わります。
 
音声・字幕メニュー
上から下へ横書き文章で並んでいます。
音声メニュー、字幕メニューそれぞれを上下ボタンで選択し
決定ボタンを押します。
(一番下で下を押すと一番上に戻ります)
 
 音声選択
 1.日本語(オリジナル)5.1chドルビーサラウンド(デフォルト)
 2.日本語(オリジナル)2chドルビーサラウンド
 3.音声ガイド 5.1chドルビーサラウンド
 
 字幕選択
 1.日本語字幕
 2.英語字幕
 3.字幕なし(デフォルト)
 
 本編再生
 
最初、音声選択の1.のところが選択されているので
2回、下ボタンを押すと、音声選択の3.のところになり
決定ボタンを押す。
すると、字幕選択の1.のところに選択が移ります。
字幕なしの場合は、同様に2回下ボタン押した後、決定ボタンを押す。
本編再生に選択が移るので、さらに決定ボタンを押す。
これで、再生が始まります。
 
予告篇集メニュー
上から下へ、横書き文字で並んでいます。音声ガイドは付いていません。
 
 1.全編再生 (選択されてます)
 2.特報1
 3.特報2
 4.予告篇
 5.メインメニューに戻る
 
なお、バックにジャジャといった効果音が流れ続けます。
そのまま決定ボタンを押すと、全部(特報1.2と予告篇)が再生されます。
 
 
●パッケージ説明
 
薄いピンク色がかった白い背景の真ん中に、縦書きで大きく書かれた筆字の黒いタイトル文字。
「武士の一分」
一分の右横に「いちぶん」と小筆で小さく振り仮名がふってある。
 
タイトルの「武士の」の右側に、2行にわたって赤いゴシック体のプリント文字。
「命をかけて、守りたい愛がある。」
 
 
●担当者からの感想
 
武士の一分とはなんなのだろう。
タイトルを聞いた時からそのことがなんとも気になっていました。
武士の意地、武士の誇り、、、
 
そして本当は、自分たちの理想とする男という意味で武士という言葉を使ってい
たんじゃないのかな。
そんな風に思いました。
 
尺八などの和楽器の効果音が、どんどん私たちを作品の中に追い込んでいきます。
息をのみ、そして最後にほっと一息はきだす。
そんな素敵な映画でした。
音声ガイドも、ほんのすこし明るめな暖かな感じの声質が、この作品全体のトーンにもマッチしていたと感じました。
目を閉じてストーリーを追うのも楽しかったです。
 
残念なのは、やはりレンタル版に音声ガイドがついていないことでしょうか。
(MM)
 
 
● DVD調査隊よりお知らせ
 
DVD調査隊では、音声ガイド付きDVDを鑑賞した方々からのご意見、ご感想をお待ちしております。
みなさんからのご意見をもとに、今後の要望も含めて配給会社に届けていきます。
「音声ガイド付きだから、映画をより楽しめた」とか、
「こんな風にしてもらえたら、もっと操作が楽なんだけど」などの要望などを、何でも自由に教えてもらませんか?
ひとりでも多くの人たちからの感想が、製作者側に伝わることによって、音声ガイドつきの作品を作ってもらうきっかけになれば良いと思いませんか?
そして、より操作性の良いDVDが増えていけば嬉しいですよね。
その他、この操作レビューに対する、ご意見もお聞かせ頂けると、一同励みになりますので、そちらもぜひお願いします。
 
ご意見、ご感想の宛先は
dvd@citylights01.org
までお願いします。
 
みなさんからの、お便りをお待ちしております!

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操作レビュー:春との旅

 
DVD調査隊 こんやです
 
三寒四温という言葉がぴったりくるような気候ですが、いかがお過ごしでしょうか?
この先に春が待っていると思って、寒い日もめげずにがんばりたいなと思います。
今回ご紹介する、「春との旅」は季節の春ではなく、名前の春なのですが、
何かほわっとしそうな雰囲気の漂っている作品です。

●もくじ● 
・基本情報
・製品内容
・作品の概要
・パソコンでの操作手順メディアプレーヤーWinDVD)
・DVDプレーヤーでの操作手順
・パッケージ説明
・担当者からの感想
・調査隊よりお知らせ   
大見出しには●を、小見出しには★をつけています。 

●基本情報
  
タイトル: 『春との旅』 
製作年: 2010年 
製作国: 日本 
配給:ティ・ジョイ、アスミック・エース 
監督・脚本・原作: 小林政広(こばやし まさひろ) 
出演: 仲代達矢(なかだい たつや),、徳永えり(とくなが えり)、 
大滝秀治(おおたき ひでじ)、菅井きん(すがい きん)、香川照之(かがわ てるゆき) 
 
★製品内容
DVD発売日: 2011年1月21日 
販売元: 東映ビデオ 
時間: 134分 
販売価格: 4935円 

●作品の概要
  
★ストーリー 
北海道、4月。まだ風が土を愛でることのない厳しい寒さの中、元漁師の忠男 
(仲代達矢)は、18歳の孫・春(徳永えり)と共に気の乗らない東北への旅に出 
ることになる。二人が訪れたのは、忠男の兄・重男(大滝秀治)の家だった。決 
して折り合いのよくなかった兄に、忠男は突然、自分を養ってくれと切り出す。 
足を痛めている忠男は、ひとり娘が死んでからは春に面倒を見てもらいながら暮 
らしてきた。だが、春が仕事を失い、これを機に東京に出ることを考えていると 
知り、忠男は最後の住まいを求めて重男に会いに来たのだった。しかし、忠男は 
重男に同居を断られてしまう。と同時に、重男と妻の恵子(菅井きん)が抱える 
事情を忠男は知ることになる。そして忠男は、次に弟・道男(柄本明)のもとを 
訪ねようとする。忠男の面倒を兄弟に見てもらうことを提案したのは春であった。 
だが、過去から逃れることができず、避けてきた感情や事実と向き合わざるを得 
なくなった祖父の姿を見て、春は自分の言葉を後悔していた。そんな祖父の葛藤 
やもがきを一緒に体験しながら春は、やがてある感情が芽生え出してくるのだっ 
た……。
 

● パソコンでの操作手順
DVDを入れるとメニューが出て、その後に本編再生、音声ガイドに 
切り替えるタイプです。 
音声ナビ(操作を案内するガイド)は付いていません。 
セル版もレンタル版も操作は同じです。 
 
★メディアプレーヤー
DVDが動き出すと、はじめに警告画面が表示され、東映のロゴ表示と音楽が 
流れたあとにメインメニュー画面に変わります。(この画面は無音です。) 
(Ver.11、12はエスケイプキーを一回押して下さい。) 
タブキーを押します。 
続けてエンターキーを押します。 
(DVDが動き出します。) 
  
音楽(アスミックエースのサウンド)が聞こえたら、再生を一時停止します。 
(ショートカットキーは、Ctrl+Pです。) 
オルトキーを押し、メニューバーから、 
再生、オーディオおよび言語トラックと進み、エンターキーを押します。 
(「日本語チェック」と聞こえます。) 
下矢印キーを1回押し、二番目の日本語を選んでエンターキーを押します。 
(選択肢は、日本語・日本語・既定値の3つです。) 
再び再生します。 
(ショートカットキーは、Ctrl+Pです。)  
  
アスミックエースのサウンドが流れ、「アスミックエース」と読み上げた後に 
本編の音楽が流れて、以下のように本編を音声ガイド付きで鑑賞できます。 
  
「真っ黒な画面に、アクアブルーの文字が浮かび上がる。 
企画 モンキータウンプロダクション 
製作 春との旅フィルムパートナーズ 
製作 ラテルナ、モンキータウンプロダクション 
  
画面一杯に広がる大海原、 
水平線を境に、海の青と空の青がくっきりと分かれている。 
浅瀬に点在する黒い岩、 
波打ち際には、木と苔に覆われた岩山が迫り出している。 
小石だらけの小さな浜辺……。」 
 
★WinDVD
DVDが動き出すと、はじめに警告画面が表示され、東映のロゴ表示と 
音楽が流れたあとに、メインメニュー画面に変わります。 
(この画面は無音です。) 
エンターキーを押します。 
(DVDが動き出します。) 
  
音楽(アスミックエースのサウンド)が聞こえたら、再生を一時停止します。 
(ショートカットキーは、スペースキーです。) 
アルファベットの「A」を押します。 
下矢印キーでオーディオメニューと聞こえます。 
さらに下矢印キーで「日本語チェック」と聞こえます。 
下矢印キーで次の「日本語」を選びエンターキーを押します。 
(選択肢は二つです。) 
再び再生します。 
(ショートカットキーは、スペースキーです。) 
  
アスミックエースのサウンドが流れ、「アスミックエース」と読み上げ 
た後に本編の音楽が流れて、以下のように本編を音声ガイド付きで 
鑑賞できます。 
   
「真っ黒な画面に、アクアブルーの文字が浮かび上がる。 
企画 モンキータウンプロダクション 
製作 春との旅フィルムパートナーズ 
製作 ラテルナ 
モンキータウンプロダクション 
画面一杯に広がる大海原、 
水平線を境に、海の青と空の青がくっきりと分かれている。 
浅瀬に点在する黒い岩、 
波打ち際には、木と苔に覆われた岩山が迫り出している。 
小石だらけの小さな浜辺……。」 

● DVDプレーヤーでの操作手順 
DVDを入れるとメニュー画面が出て、その後に本編再生、音声ガイドに 
切り替えるタイプです。 
音声ナビ(操作を案内するガイド)は付いていません。 
  
DVDが動き出すとはじめに警告画面が表示され、東映のロゴ表示と 
音楽が流れたあとにメインメニュー画面に変わります。 
(メインメニュー画面は無音です。) 
デフォルトで本編再生にフォーカスが当たっていますので、リモコンの 
十字キーの中心にある決定キーを押します。 
(DVDが動き出します。) 
音楽(アスミックエースのサウンド)が聞こえたら、一時停止ボタンを 
押して再生を一時停止します。 
リモコンの音声切り替えボタンを1回押します。音声切り替えボタンを 
更にもう1回押すと「日本語2」の音声ガイドモードに切替わります。 
再生ボタンを押します。 
  
アスミックエースのサウンドが流れ、「アスミックエース」と読み上げた 
後に本編の音楽が流れて、以下のように本編を音声ガイド付きで 
鑑賞できます。 
  
「真っ黒な画面に、アクアブルーの文字が浮かび上がる。 
企画 モンキータウンプロダクション 
製作 春との旅フィルムパートナーズ 
製作 ラテルナ、 モンキータウンプロダクション 
  
画面一杯に広がる大海原、 
水平線を境に、海の青と空の青がくっきりと分かれている。 
浅瀬に点在する黒い岩山、 
波打ち際には、木と苔に覆われた岩が迫り出している。 
小石だらけの小さな浜辺……。」 
 
(注1) 
途中で止めないで、再生したまま音声切り替え操作をすることもできます。 
本編再生の決定ボタンを押してから、本編の海の映像が出てくるまでには 
約50秒ほどかかります。 
(注2) 
参考までに、メインメニュー画面には選択肢が5つあり、左から順に、本編再生、 
チャプター、音声/字幕選択、映像特典、作品紹介と並んでいます。 
 
 
●パッケージ説明
真ん中に黒いロングコートを着て、愕然とした表情の忠男役、仲代達矢(なかだい たつや)。 
黒いズボンに黒い靴、コートの襟元から白いシャツがのぞいているが、全身黒ずくめ。 
右手はポケットにいれ、左手でコートの第一ボタンあたりをつかんでいる。 
肩幅に足を開き、やや膝が折れまがっていて、不自由な片足を引きずり、 
左足を前に少し踏み込んだ感じ。 
短髪の白髪頭に顔をとり囲むような頬から顎につながった白いひげ。 
縁の細い丸いメガネをかけて、口はやや半開き。 
何かをじっと見つめ、厳しい表情で全身が固まっている様子。 
 
その少し後ろから、心配そうな表情で駆け寄る孫娘・春役の徳永えり(とくなが えり)。 
おかっぱの髪が風で乱れている。 
モスグリーンのタートルネックの上に赤いキルティングのファスナー付きジャンパー。 
黒いリュックサックを背負い、左手には黒いバッグを提げている。 
ひざ丈の白いスカートに黒いハイソックスとベージュのくつ。 
 
背景にはさびれた家と電柱、砂利道がぼんやりと映っている。 
左側に縦書きで大きく白いタイトル文字「春との旅」。 
その下に小さく、四角で囲まれた「全国劇場公開作品」、監督 小林政広、主演 仲代達也 
と、三行にわたって並んでいる。 
タイトル文字の右側に小さく、同じく白い文字で「小林政広監督作品」。 
二人腕の間辺りに二行で同じく白い縦書きの文字「生きる道 きっとある」。 
 
全体の画面一番下にはその他出演者9人のさまざまな表情の写真が横一列に並んでいる。 
 

●担当者からの感想
主人公の春が一番若く、全く子供が出てこない、高齢者と大人だけが出演
する映画です。現代の日本を表しているような、老後の問題、突然の死、
家族の絆などが描かれていて、考えさせられます。
人はいつまで生きていつ死ぬのか、誰にもわからないのですね。
冒頭の聞き覚えがあるメロディーは、80年代のディズニーアニメで使われた、
「アメリカ物語(An American Tail)」のメインテーマ「Somewhere Out There」
ですね。リンダ・ロンシュタットとジェームス・イングラムがデュエットで歌って
いるのが有名です。 
実力派の共演者に囲まれて、新人の徳永えりが忠雄の孫娘の春役で田舎
の女の子を熱演しています。とてもいい経験になったと思いますが、監督に
いろいろ注文を出されて、神経をすり減らした映画だったかも知れません。
(映像特典の中に、徳永が倒れ込んでいる映像があります。)
忠雄役の仲代の演技はさすがに迫力があります。ただ漁師町で育った私から
見ると、仲代は漁師あがりにしては姿勢がよすぎるし、洋服の着こなしが上品
過ぎる気がして、実際の漁師とは雰囲気が少し違うように感じました。
(仲代はたぶん東京育ちなので、やむを得ませんが・・・。)
その点、横顔で誰か気づきにくいのですが、頭に手ぬぐいを縛った小林薫が
座って酒を飲んでいる姿は、魚の臭いがしそうなぐらい漁師の雰囲気が出て
いて、忠雄が「あんたも昔漁師だったのかい」というせりふがやや不自然に
感じるぐらいです。
また、民宿で春が風呂に入っているシーンがありますが、水戸黄門に出てくる
入浴シーンのパロディみたいですね。
映画の中で、どの家にいっても空気をいれかえるために窓を開けたり、食堂で
ラーメンやそば、定食を食べるシーンが何度も出てきて、日本らしさがよく出て
いる映画です。
この作品は、小林政弘監督が原作、脚本、プロデュースしたもので、小林映画
の集大成になっています。あまり一般受けしないかも知れませんが、もっと
評価されてもいい監督だと思いました。(by YZ)

● DVD調査隊よりお知らせ
DVD調査隊では、音声ガイド付きDVDを鑑賞した方々からのご意見、ご感想をお待
ちしております。
みなさんからのご意見をもとに、今後の要望も含めて配給会社に届けていきます。
「音声ガイド付きだから、映画をより楽しめた」とか、
「こんな風にしてもらえたら、もっと操作が楽なんだけど」などの要望などを、
何でも自由に教えてもらませんか?
ひとりでも多くの人たちからの感想が、製作者側に伝わることによって、音声ガ
イドつきの作品を作ってもらうきっかけになれば良いと思いませんか?
そして、より操作性の良いDVDが増えていけば嬉しいですよね。
その他、この操作レビューに対する、ご意見もお聞かせ頂けると、一同励みにな
りますので、そちらもぜひお願いします。

ご意見、ご感想の宛先は
dvd@citylights01.org
までお願いします。

みなさんからの、お便りをお待ちしております!

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操作レビュー:幸福の黄色いハンカチ

シネマMLのみなさま 
DVD調査隊 こんやです。

今回は、幸せの黄色いハンカチの操作レビューをお届けします。
昨年、ハリウッドリメイク版のイエローハンカチーフも劇場公開されていましたね。
桃井かおりさんは両方の作品に出演しているんですね。
本作、もともとはアメリカの作家の方の書いたコラムが原作の映画だそうですので
ハリウッド版も気になるところです。
まずは日本版のDVDをご鑑賞ください!


● もくじ ● 
・基本情報
・製品内容
・作品の概要
・パソコンでの操作手順メディアプレーヤーWinDVD)
・DVDプレーヤーでの操作手順
・パッケージ説明
・担当者からの感想
・調査隊よりお知らせ
   
大見出しには ●を、小見出しには ★ をつけています。 

●基本情報
タイトル: 幸せの黄色いハンカチ デジタルリマスター版 
製作年: 1977年 
製作国: 日本 
配給: 松竹 
監督: 山田洋次(やまだ ようじ) 
出演: 高倉健(たかくら けん)、倍賞千恵子(ばいしょう ちえこ)、 
桃井かおり(ももい かおり)、武田鉄矢(たけだ てつや)、 
渥美清(あつみ きよし) 

★製品内容
DVD発売日: 2010年12月23日 
販売元: 松竹 
時間: 108分 
販売価格: 3,990円 
  

●作品の概要
あれから33年-。日本中の涙を絞ったあの名作が、美しいデジタルリマスターで甦る! 

★ストーリー 
失恋のショックで仕事を辞めて北海道へ旅に出た欣也は、同じく失恋で傷付いた 
朱美と炭鉱夫を名乗る勇作と知り合う。だが、勇作にはある秘密があり…。   
  

● パソコンでの操作手順 
DVDを入れると本編が始まり、その後に音声ガイドに切り替えるタイプです。  

★メディアプレーヤー
DVDが動き出すと、黒い画面に白字で鑑賞上の注意と著作権についての注意が表示されます。  
その後、音楽が流れ、ロゴがくるっと回って現れ、 
音楽の終了と共に大きな緑のロゴ「SHV」の下に黒字で「SHOCHIKU HOME VIDEO」と表示されます。  
 
続けて、別の音楽が流れます。  
この音楽はメニュー画面の音楽です。  
(Ver.11、12はエスケイプキーを一回押して下さい。)  
   
タブキーを押します。  
続けてエンターキーを押します。  
(DVDが動き出します。)  
音楽が聞こえたら、再生を止めます。  
(ショートカットキーは、Ctrl+Pです。)  
オルトキーを押し、メニューバーから、  
再生、オーディオおよび言語トラックと進み、エンターキーを押します。  
(「日本語 チェック」と聞こえます。)  
下矢印キーを1回押し、二番目の日本語を選んでエンターキーを押します。  
(選択肢は、日本語・日本語・既定値の3つです。)  
再び再生します。  
(ショートカットキーは、Ctrl+Pです。)  
 
 以下のように本編がガイド付きで鑑賞できます。  
「タイトル 幸福(しあわせ)の黄色いハンカチ。  
 
天井に貼られた、裸の女性のピンナップ。  
壁にはスーパーカーの写真。  
裸電球がともった部屋。  
ロープにつるしてある赤い襟のシャツと白いカーディガン……。」  
  

★WinDVD
DVDが動き出すと、黒い画面に白字で鑑賞上の注意と著作権についての注意が表  
示されます。  
その後、音楽が流れ、ロゴがくるっと回って現れ、音楽の終了と共に大きな緑の  
ロゴ「SHV」の下に黒字で「SHOCHIKU HOME VIDEO」と  
表示されます。  
 
続けて、別の音楽が流れます。  
この音楽はメニュー画面の音楽です。  
 
エンターキーを押します。  
(DVDが動き出します。)  
音楽が聞こえたら、再生を止めます。  
(ショートカットキーは、スペースキーです。)  
 
アルファベットの「A」を押します。  
下矢印キーでオーディオメニューと聞こえます。  
さらに下矢印キーで「日本語 チェック」と聞こえます。  
下矢印キーで次の「日本語」を選びエンターキーを押します。  
(選択肢は二つです。)  
 
再び再生します。  
(ショートカットキーは、スペースキーです。)  
 
 以下のように本編がガイド付きで鑑賞できます。  
「タイトル 幸福(しあわせ)の黄色いハンカチ。  
 
天井に貼られた、裸の女性のピンナップ。  
壁にはスーパーカーの写真。  
裸電球がともった部屋。  
ロープにつるしてある赤い襟のシャツと白いカーディガン……。」  
  
● DVDプレーヤーでの操作手順
   
★基本情報  
リモコンの音声切替ボタンが利用可能です。  
リモコンの音声メニューは2つあり、2つ目で音声ガイドが入ります。  
(デフォルトで2回ボタンを押します。1回目で音声メニュー表示、2回目で切替)  
メニューにボイスガイドはついておりません。  
   
★再生方法  
1.ディスクを入れます  
2.警告(無音)  
3.松竹ロゴ  
4.メニュー表示  
5.本編再生  
6.リモコンでの音声切り替え  
リモコンでは2番目の日本語を選択することで  
音声ガイド付きでの再生に変わります。  
   
★メニュー構成  
5つのメニューが横書きで上から下に並んでいます  
上下ボタンと決定ボタンで選択します  
(一番下で下を押すと一番上に戻ります)  
 1.本編再生  
 2.場面選択  
 3.音声・字幕  
 4.特典映像  
 5.インフォメーション  
   
音声・字幕メニュー  
上から下へ横書き文章で並んでいます。  
音声メニュー、字幕メニューそれぞれを上下ボタンで選択し  
決定ボタンを押します。  
(一番下で下を押すと一番上に戻ります)  
   
 音声選択  
 1.日本語(オリジナル)ドルビーモノラル(デフォルト)  
 2.音声ガイド     ドルビーモノラル  
   
 字幕選択  
 1.日本語字幕  
 2.字幕なし(デフォルト)  
   
 本編再生  
   
   
特典映像メニュー  
上から下へ、横書き文字で並んでいます。音声ガイドは付いていません。  
   
 1.デジタルリマスター公開記念 特別試写会  
 2.マスターオブシネマ 山田洋次監督「幸福の黄色いハンカチ」を語る  
 3.特報・予告篇  
   
特別試写会では、武田鉄矢氏と山田洋次監督が当時を振り返ります。  
自分の映画の原点について語る武田鉄矢氏、  
当時のスタッフたちの落胆ぶりなど楽しく話して聞かせます。  
   
マスターオブシネマ 山田洋次監督「幸福の黄色いハンカチ」を語る  
では早稲田大学の学生を前に、山田洋次監督が映画の企画から  
配役、当時苦労したことなど、多岐にわたって語ってくれます。  
   
2つとも、ガイドが無くても全く困らず楽しめます。  
マスターオブシネマでは、一部山田監督が語る背後で、映画の映像と共に  
映画の役者さんの声が小さく入る箇所があります。 
   

●パッケージ説明
画面上部から真っ直ぐ下へと斜め右下へと2方向に、  
黄色いハンカチが15枚くらいずつ連なってたなびいている。  
ハンカチは、鯉のぼりを掲げる柱を使って、掲げられている。  
その柱の下の方には、横に2本の竿を渡し、 
洗濯物を干している女性、光枝がこちらを向いて立ちつくしている。  
パッケージ左手前に、木造の、いかにも壊れそうな平屋の小屋の端が大きくうつり、 
その横にボストンバッグを持った革ジャンの男、島勇作の後ろ姿がある。  
勇作は光枝に向かい歩いている。  
黄色いハンカチのはためく奥には、ぼた山。山肌が一部、削りとられている。  
 
上部の青空とはためくハンカチの上に、雑な手書きの白い文字で2行に、 
タイトル「幸福の黄色いハンカチ」その下に「デジタルリマスター2010」  
幸福の文字の下に小さく「しあわせ」とルビがふられている。  
黄色いハンカチがたなびく、 
柱に沿った感じで中央に縦書きの白い明朝体の「胸いっぱいに、愛がよみがえる。」  
 
また、パッケージの一番下に小さい文字で一行に  
「監督 山田洋次 原作:ピート・ハミル 脚本:山田洋次、朝間義隆 高倉健 倍償千恵子 桃井かおり 武田鉄也 / 渥美清」  
とある。  
   

●担当者からの感想
 
真っ赤なファミリアが北海道の大地を走って行く姿が、印象的でした。 
その車の中では、朱美と欽也と勇作の関係が徐々に変化してきます。  
朱美と欽也の二人のなんだかなーという関係も、 
勇作が間に入ると不思議とバランスが保たれている感じになります。  
自棄(やけ)が引き起こした殺人で刑務所に入り、出所してきたばかりの勇作。  
光枝のもとに、帰りたいが怖い。  
そんな勇作が朱美と欽也に背中を押されて、夕張に戻る決意をする。  
数日前には全くの他人だった人に、ほんの少し勇気をもらう。  
出会いって不思議だなと思わせられました。  
 
デジタルリマスターですが、もとは1977年の作品なので、色々びっくり!  
風景も車も昭和の香りがたっぷりですが、武田鉄矢、桃井かおりは新人だったそうです。  
渥美清さんも出ていて、キャストの充実ぶりが嬉しいですね!  
 
映画を見終わった後に、青空にはためく黄色いハンカチのパッケージを見ると思わず笑顔になってしまいました。  
(mana)  

● DVD調査隊よりお知らせ
  
DVD調査隊では、音声ガイド付きDVDを鑑賞した方々からのご意見、ご感想をお待ちしております。 
みなさんからのご意見をもとに、今後の要望も含めて配給会社に届けていきます。 
「音声ガイド付きだから、映画をより楽しめた」とか、 
「こんな風にしてもらえたら、もっと操作が楽なんだけど」などの要望などを、 
何でも自由に教えてもらませんか? 
ひとりでも多くの人たちからの感想が、製作者側に伝わることによって、 
音声ガイドつきの作品を作ってもらうきっかけになれば良いと思いませんか? 
そして、より操作性の良いDVDが増えていけば嬉しいですよね。 
その他、この操作レビューに対する、ご意見もお聞かせ頂けると、 
一同励みになりますので、そちらもぜひお願いします。 
 
ご意見、ご感想の宛先は 
dvd@citylights01.org 
までお願いします。 
   
みなさんからの、お便りをお待ちしております!
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