製作: 2008年 日本 監督: 堤幸彦 出演: 吉永小百合、 竹中直人、 窪塚洋介、 風間トオル、 平田満、 柳 原可奈子、 黒谷友香、 麻生祐未、 綾小路きみまろ他 発売日: 2009年5月21日 吉川英治文化賞受賞のベストセラーを、吉永小百合と竹中直人の顔合わせで映画 化した夫婦愛ストーリー。邪馬台国の探究に情熱を注いだ盲目の文学者・宮崎康 平と、彼の目となり支え続けた妻・和子の人生を描き出す。 【解説】 「あなたと過ごした毎日は、本当に幸せだった」/宮崎和子は、昭和40年代に全 国に邪馬台国ブームを起した盲目の文学者・宮崎康平の妻である。康平と過ごし た日々は、周囲からは辛いと思われていたかも知れない。だが、和子はその執念 を守り、いっしょに育てていった。宮崎康平。その名は島原の人間なら知らない ものはいない。長崎県・島原鉄道の元役員であり、素人離れした郷土史研究家、 文学家、また「島原の子守唄」などの詩作者でもあった。さだまさしの「関白宣 言」に、影響を与えた人物ともいわれる。しかし、学者というよりも独断的な言 動や、突飛な行動から破天荒な男として名が通っていた。和子は、福岡の放送局 で康平と出会い、変わり者といわれてはいても、どこか憎めない人物像に誘われ るまま、島原へ向かい康平の手伝いをするようになる。昭和32年、災害の際に土 器の破片を見つけたことを機に、康平の郷土愛は、「邪馬台国」探求の熱になる。 和子は、目の見えない康平に古代の史書・魏志倭人伝、日本書紀、古事記などを 読み聞かせ、九州各地に康平の目となり、杖となり、共同で「まぼろしの邪馬台 国」を著した。この本はベストセラーとなり、後年、第一回吉川英治文化賞を受 賞する。
まぼろしの邪馬台国
<作品情報>
レビュー記事はこちら
購入:アマゾンで購入 レンタル版:ツタヤでレンタル、DMMでレンタル 公式ページ:公式HP