チョコラ!

タイトル: チョコラ!
2008年/日本映画/94分/ドキュメンタリー

監督: 小林茂(こばやし しげる)
撮影: 吉田泰三(よしだ たいぞう?)
音楽: サカキマンゴー
価格: ¥5040
販売元: 紀伊國屋書店

作品紹介:
阿賀野川流域に住む町中の人々の生活を描きながら、現代日本の抱える問題を鋭く突いた映画『阿賀に生きる』でカメラマンを務めた小林茂監督によるドキュメンタリー。

舞台は東アフリカのケニア共和国、地方都市のティカ。
首都ナイロビから北東に車で約1時間行った所にある町のストリートで暮らす子どもたちは、鉄くずやプラスチックを拾い集めて生計を立てている。
夜の厳しい寒さや空腹を忘れるためにシンナーを吸う。
彼らはスワヒリ語で「拾う」という意味の「チョコラ」と呼ばれ 差別されている。
朝焼けをバックに、一人の少年が鉄くずを拾いながら街を歩いている。
麻袋の中では空き缶が彼の歩みにあわせて鋭い音をたてる。
助け合いながら生きている子供達は、早朝に集めた鉄くずをお金に換えるやいなや、みんなで食堂になだれ込む。
セント・パトリック小学校の校庭で毎週日曜日に行われる子どもたちのサッカー試合は、ティカの街で子どもたちの支援を続けるNGO「モヨ・チルドレン・センター」の活動の一コマである。
夜、ガレージ地区の路地裏。借りてきたペンキ缶を使って特製ピラフを作る子どもたち。
どこからともなく、さっきまで鍋として使っていたペンキ缶を叩く音が聞こえはじめる。
カメラの前でここぞとばかりに芸を見せ合う子どもたち。
「歌が終わる前に、一緒に開脚をやろうぜ!」前後の脈絡もなく延々と騒ぎ続ける子どもたちの屈託のない笑い声が、夜のティカの町に響き渡っていた。

ひとこと:
ティカの街で子どもたちの支援を続けるNGO「モヨ・チルドレン・センター」は日本人の松下照美(まつした てるみ)さんが設立したそうです。
街の中心部にあるティカ・スタジアムの片隅にある小さな事務所を拠点に、ストリートの子どもたちのケアと孤児院の運営を行っています。

<作品情報>
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