音声ガイドのご感想をぜひ(モニターのつぶやき、その4)

テッチャンです。

 映画祭にお越しになる皆さん。
是非FM受信器で音声ガイドを体験して下さいます様にお願いします。
今回の洋画の場合ですと、音楽と、原語や、音声ガイドのナレーション、
それに、声優さんたちの吹替え、字幕読みの声が聞こえる多重放送です。
 このような音声ガイドについての皆様方のご感想を、
お寄せいただければありがたいです。

 音声ガイドは、映画の台詞と台詞の短い間に的確なナレーションを
付け加えるものです。私のモニターの役目は、それが視覚障碍者に理解
できるかどうかをチェックするのが務めです。視覚障碍者の中には、
簡潔な音声ガイドを好む人もいます。つまり、自分の想像力を交えながら
映画を鑑賞したい人です。その反対に、細かなきちんとした説明を希望する
人も居ます。この両者には、それぞれの主張があります。それを満たさないとい
けない。それが、音声ガイドの奥深さと、難しさです。

 一方、音声ガイド作りで一番気を使う点は、映像とガイドを、スムーズに
ドッキングさせるためのタイミングです。このタイミングがずれると
音声ガイドがきちんと観客に伝わらなくなります。
 みなさんは、映画大好きな方々と拝察します。どうぞ、この音声ガイド
作りのことを記憶にとどめて、いつの日か、音声ガイド作りに挑戦して下さい。
では よろしく。

カテゴリー: 未分類 | 音声ガイドのご感想をぜひ(モニターのつぶやき、その4) はコメントを受け付けていません

音訳図書を読んでみて

こんにちはモグタンです。

今回は私が視覚障がい者となって始めて読んだ本を紹介しながら、
音声ガイド付き映画との共通点に想いを馳せてみました。

その作品はデービットローンというアメリカの作家さんが書かれた本で、
視覚障がい者が主人公となった3部作であります。
この本の思い出を軽くご紹介しながら音声ガイド付き映画とは?
に関する私の考えを述べてみたいと思います。

その3部作は
「音の手がかり」、「音に向かってうて」、「復習の残響」ですが、
主人公が誘拐犯を音で追いつめるという私には想像すらできないような
スペクタクルな作品です。

ちょっとネタばれですが、
第1作で誘拐犯を追いつめ、第2作、第3作では犯人からの報復を
撃退するという物でした。

身代金要求を伝える電話に混ざって届く周囲の音を聞き、それが犯人を追いつめ
る切り札となる。当時の私にはとてもセンセーショナルでした!。
視覚障がい者の生活に入ったばかりの私には真似できないと思いつつ、主人公が
日常生活で工夫している事を真似してみました。
すると意外にもそこそこできる事があるって判ってきたんです!
最も小説のように上手くも、スマートにもできませんけれども(笑)。

そうしたわずかな自信が徐々にではありますが積み重なり、私自身が視覚障がい
を受容できるようになっていった、そんな思い出があります。

ところで、私のごく親しい視覚障がい者の友人から聞いたのですが、
「おとけし」という言葉があるそうです。
最初聞いた時には「音消し」?なんだか変な話だなぁ・・・と全く笑っちゃう想
像をしておりましたが、よくよく聴きますと「音景」(音の景色)の事でした。
「音により景色を楽しむ」という言葉を短くして「おとけし」と表現していたん
ですね!

どういうことかというと、

私たちの周りには「音」が溢れています。
自宅にいても道路を通過する車や自転車オートバイ、歩行者の歩く音を聞けるか
もしれません。エアコンの音/冷蔵庫の音/掃除機の音、電子レンジの「チン」
なんて音もいっぱいいっぱいありますね。
こういった音の洪水から私たちは必要と思われる物だけを聞き分けているそうで
す。屋外でも風の音、におい、波の音、工場や商店から聞こえてくる様々な音が
あり、そこから今いる場所を想像するのが「おとけし」と呼ばれています。

「おとけし」を知るのは周囲の方からのガイドがあると何倍にも何十倍にも想像
力が膨らませる事ができますので、外を手引きをしていただいている時は周囲の
解説をなるべく御願いしちゃいます。

そんな「おとけし」というか、音で状況を知ることが、本の中でも書かれてたん
ですね。ということで、その本の内容から感じた音声ガイドとの関連性を述べて
みたいと思います。

ここから本の内容に触れます。
(ネタばれです)

少女を誘拐した二人組が母親へ身代金要求の電話を入れます。
この時に少女の叔父にあたる視覚障がい者の主人公が犯人と交渉しますが、電話
線を通じて伝わってくるアジト付近の音を聞き漏らさず、徐々に犯人を追いつめ
ていきます。
この手がかりは飛行機や、電車の通過した音であったり、テレビと思われる音
や、飲み物をかき混ぜる音、話しながら移動している犯人の足音や道路工事らし
き音などなど。
おそらく「手がかり」とはお世辞にも呼べないような物を積み重ねる事により、
ついにアジトを特定していきます。
当時の私には主人公がスーパーマンとしか思えない事ばかりでした。

でも、徐々にできるようになるんですね。
不思議なものです。

徐々に周囲の音に気を配り、できるだけ混雑している場所でも人とぶつからない
ですむようになりました。
そうして徐々に生活に慣れて見てみると、映画の中でも
セリフ、効果音、BGMを頼りにした「おとけし」とでもいいましょうか?
映画の景色を楽しむ事ができるようになって来たのです。

でも、だからといって音響やBGMで全てを理解するのは難しいです。
聞いたことのない音などは「これは何なのか」と手も足も出なくなります。
こういった場合に威力を発揮するのが、やはり「音声ガイド」の存在です。
もちろん、これで全て解決とはいきませんが、有効なツールだと思います。

できうれば、これは私の場合という私見ではありますが
セリフ等映画本来の情報を最大限いかしつつ、判断できない音や情景について
ガイドをつけてほしい。

判断できない音ってなんだろう、わからない情景ってなんだろう。
それは視覚障がい者によっても違うかもしれないし、これだということはできな
いのかもしれない。しかし、多くの人たちにとってわかりやすいガイドは確かに
存在する。
そして、そんなわかりやすいガイドを作るには、とにかく多くの作品に音声ガイ
ドを付けていき、試行錯誤しながら音声ガイドの高みを目指す事が必要なのかな
あなんて思ったりします。

毎年50本以上の音声ガイドをつけ続け、今年10年になるシティライツ、
そしてそのシティーライツ映画祭。そんなことも感じていただきたく

是非とも6月4日土曜日には江戸東京博物館へお運びいただきたいと思うわけで
あります。
御拝読ありがとうございました。


カテゴリー: 未分類 | 音訳図書を読んでみて はコメントを受け付けていません

いよいよ追い込みです!

 ノンちゃん@実行委員長です。
昨年の猛暑の中開始した映画祭実行委員会。ほぼ月に一度のペースで続けてきま
したが、その最終回が5月9日の夜に開かれました。

ご来場いただく皆さんにとってはまだ少し先と感じられる6月4日も、私たち実行
委員にとってはもう追い込み真っ只中です。

「当日お客様に渡すパンフレットって今どの段階?」
「今回は会場時間を早めたからボランティアの集合から1時間弱。前日から会場
に荷物を置かせてもらえるという話だったのに駄目なんだって!近くのホテルを
確保するしかないかな?」

などなど様々な確認事項や変更の話が飛び交い、いよいよ緊張感が高まってきま
した。

大震災によって思いもかけない事態が起こって今もあせりがちではありますが、
こんな時だからこそ落ち着いて。絶対無事故で大盛況の内に幕が下ろせるように
がんばらねば!

以下は映画祭当日に集めた募金を贈呈させていただく宮古シネマリーンの取材記
事のURLです。7日を皮切りに出張上映会が企画されている様子が書かれてい
ます。読んでいると力が沸いてきます。もうひとがんばりです。
がんばりましょう!

宮古唯一の映画館 避難所で出張上映
http://www.yomiuri.co.jp/feature/eq2011/information/20110504-OYT8T00484.htm


カテゴリー: 未分類 | いよいよ追い込みです! はコメントを受け付けていません

「大誘拐」ガイド作りを通して

まっきー@sakamです。

以前、シティライツは都内近郊の人達ばかりだと思っていたのに、静岡からお子
さんと、また米子からたまたま用があったからという人と、鑑賞会や総会で
ご一緒し、驚いた事がある。

そして今度の第4回映画祭で上映される「大誘拐」の音声ガイドを作るディスク
ライバーでも、片道半日以上も夜行バスに乗ってくる人がいた。
地元で年1回だが、上映会を開催している為だろうか。すこぶるモチベーション
が高い。
音声ガイドで伝えられないところを、覗きみたいと参加している不届き者(私)
とは、月とスッポンほどの差がある。

それ故だろうか、彼女の音声ガイドの検討での指摘は的確であり。修正案は見事
な感性を持っている。

「大誘拐」に出演しているベテランの演技には、尺に対して圧倒的で、ガイドを
つけたくともつけられず、おかしさが、充分に伝えられない虚しさはある。
そんな中でも、彼女たちディスクライバーの「大誘拐」チームは、ガイドを十分
に練り上げてきた。地元ではライブをしていて、作り上げたものを観ることので
きない彼女にも、映画祭でぜひ観てもらいたい。
その時は、やはり夜行バスで上京し。また夜行バスで帰郷するのだろうか。

彼女の若さとバイタリティに、乾杯!
カテゴリー: 未分類 | 「大誘拐」ガイド作りを通して はコメントを受け付けていません

読み合わせ会に参加して

大坪です。

皆さん、先週の4月30日(土)の「100人の子供たちが列車を待っている」と5月1日
(日)の「蝶の舌」の字幕朗読読み合わせ風景が、ユーチューブに流れています
が、ご覧いただけましたか?

「100人の子供たちが列車を待っている」は、めーたんと大輔さんのプロデュー
スで、厳しい中にも和気あいあいとした雰囲気の中で進めていたようですね。
そして、5月7日(土)が収録日ですから、この記事が流れる頃には無事終わってい
ることでしょう。

私は、「蝶の舌」に参加していましたが、
先週書いた通り、私のような一言二言の者まで、おりますので、
(5月1日(日)は、欠席の方も、いらっしゃいましたが)
平塚リーダーとプロデューサーの檀さんを除いても、26名の方が参加されていま
した。

昨年は、鑑賞会のどこかで、お会いしたような方たちが、たくさんいらっしゃい
ましたが、今回は、知らない方が、いっぱい!
自己紹介が始まると、ほとんどの方が、「【カレイドスコープ】の紹介で」と、
おっしゃいました。

皆さん、若い方ばかり。午後1時なんですが、「おはようございます」の挨拶で
始まります。そして映画好きの方ばかりのようで、好きな映画の話になると、目
が輝いています。

【カレイドスコープ】というのは、何でも、声優プロダクションらしいんです。
ワンシーン毎、そこに登場する人が前に出て、映画の画面をモニターに流し、読
み合わせが始まると、皆さん、慣れたもの、すぐ感情移入して、台詞をしゃべり
始めます。

私は、皆さんの足を引っ張らないように・・・と思ったんですが、
あがり症なので、たった一言なのに、ひとりで、とちりまくって、ご迷惑をかけ
ていました。
視覚障害者の参加者が、おひとり、いらっしゃいました。
初めての参加らしく、最初は、なかなかコツがつかめなかったようで、
ご本人も心配されていましたが、
予定時刻より、延長して部屋を借りられ、檀さんが残ってくださることになり、
檀さんの「残ってやっていく人?」の声に、すぐ手をあげていらっしゃいました。
その方と一緒のシーンがある私も、収録の日に、皆さんに、ご迷惑をかけないよ
うに、一緒に、居残り指導を受けさせていただきました。
檀さんのマンツーマンの丁寧な指導があり、、私も、少し感じがつかめて終わる
ことができました。

5月8日(日)の収録は、若き精鋭の力に、檀さんの指導が加わり、
絶対、素晴らしいものが、出来上がると思います。
3作品鑑賞できる1日券も、少なくなってきております。
皆さん、どうぞ、お早めにチケットを、ご購入ください。

カテゴリー: 未分類 | 読み合わせ会に参加して はコメントを受け付けていません

知って得する東京江戸博物館、しっとく?

 シティ・ライツのメンバーのみなさん、こんにちは。
 新宿チームに所属する高円寺のコバちゃんです。

 みなさんにおかれましては、このゴールデンウィーク、何をしてお過ごしで
しょうか?素敵で充実した連休であれば幸いです

 さて、6月4日(土)の「第四回 シティ・ライツ映画祭」まであと、1ヶ月を
きってしまいましたね。
そこで今回は私たちシティ・ライツが第二回目からの映画祭で利用させていただ
いております「東京江戸博物館」について説明してみようと思います。
そうは言っても、ウィキペディアからの貼り付け文になりますので、
その辺は何卒、ご容赦下さいませ。

<「東京江戸博物館」のウィキペディアからの一部引用文です>

1.正式名称
東京都江戸東京博物館

2.事業主体
東京都

3.管理運営
東京都歴史文化財団

4.開館
1993年3月28日

5.所在地
〒130-0015
東京都墨田区横網1-4-1

6.概要
JR両国駅から徒歩3分、国技館の隣に位置する。分館として、小金井市の小金井
公園内に江戸東京建物園がある。失われていく江戸、東京の歴史と文化に関わる
資料を収集、保存、展示することを目的に、平成5年(1993年)3月28日に開館した。
建物の設計は菊竹清訓で、地上7階、地下1階の鉄骨造構造。隣接する国技館との
調和を考え、高床式のユニークな構造の建物になっている。
5階と6階が吹き抜けの構造になっており、常設展示のほか、年に4、5回の企画展
示や催し物などが開催されている。
 常設展示室は江戸、東京、通史の各ゾーンに分かれ、絵図、浮世絵などの資料
や、日本橋(縮尺1/1)や中村座(縮尺1/1)の複製、長屋の大型模型、可動模
型、持上げ可能な千両箱などの展示物が設置されており、城下町としての江戸、
庶民の日常生活、火消し、食生活、文化、東京ゾーンでは明治維新、文明開化、
東京大空襲などの展示がある。定期的に『江戸東京博物館NEWS』を発行して
いる。

7.建物内部
図書室(7階)、映像ホール(1階)やライブラリー(B1階)などの学習施設など
も設置されている。
これまでの特別展では、江戸や東京の文化をテーマとした企画展を中心としなが
らも、考古学から手塚治虫(2009年)や水木しげる(2004年)などの漫画家、フ
ランスやロシアなど海外の美術品に関する展示まで、幅広く行っている。

8.文化財
所蔵品のうち、以下のものが国の重要文化財に指定されている。
・萌葱地(もえぎじ)葵紋付小紋染胴服 今村家伝来
・阿蘭陀風説書 寛政九年
・旧江戸城写真ガラス原板 29枚
・壬申検査関係ステレオ写真ガラス原板 257点

 こんなに素敵で偉大な会場です。一度、足を運んでみられてはいかがでしょうか?
ちょっと早めに来られて、上記のような文化財を少しでも観覧されるのもいいで
すし、同博物館はやはり、上記のように相撲のメッカ「両国国技館」の隣接地に
あるわけですから、お帰りの際にはどこかの有名なちゃんこ店でちゃんこ鍋をい
ただくという手もありますね。

 どうか、6月4日(土)は是非とも私たちと一緒に「第四回 シティ・ライツ映画
祭」を盛り上げると同時に、八百長相撲の不祥事があっても相撲の復興を目指す
両国の街も一緒に盛り上げていきましょう。
当日は、万事繰り合わせの上、どうかご来場いただければ幸いです。

 長文にお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
カテゴリー: 未分類 | 知って得する東京江戸博物館、しっとく? はコメントを受け付けていません

「蝶の舌」の見どころ

皆様、こんにちは。 長岡です。
テッちゃんに引き続き、「蝶の舌」の見どころをぜひ、言わせてください!
作品自体、実行委員が自信をもってオススメする、とても良い作品なのですが、
映画を観た人たちのほとんどが口にするのは、「主人公の少年がかわいい!」と
いうことです。
主人公の少年モンチョ役を演じたマヌエルナ・ロサノは、監督がガリシア地方
の学校をくまなく回って25000人の中から選んだ逸材です。栗色の髪にピン
とした立派な耳、八の字眉毛にクリクリとした瞳。
インターネットでは、ブラピの幼い頃の顔のようだ!などとも言われいますが、
ホントにかわいいです。さらに、初めてとは思えないくらい演技も上手いです。

さて、映画祭まで一ヶ月を切りましたね。
どうぞ、楽しみにしていて下さい!

カテゴリー: 未分類 | 「蝶の舌」の見どころ はコメントを受け付けていません

映画の字幕朗読の読み合わせ

どうも、みみすけです
4月末日と5月初日、「100人の子供たちが列車を待っている」と「蝶の舌」
の2本の映画の字幕朗読会が連日でありました。

私は「蝶の舌」で参加ですが、皆さん熱のこもった
字幕朗読をされてましたよ。
その風景を以下にちょっと映像でご紹介します。

クリックすると再生します。

http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=pgzFSlqWdrU
「100人の子供たちが列車を待っている」の朗読読み合わせです


さらに

http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=EHNK0Vc2aEs
「蝶の舌」の字幕朗読よみあわせ風景

今日も、明日も、収録ですね。
頑張ってくださ~い。

ていうか、私も頑張らねば(笑い)

カテゴリー: 未分類 | 映画の字幕朗読の読み合わせ はコメントを受け付けていません

『蝶の舌』(モニターのつぶやき、その3)

テッチャンです。

4月15日に蝶の舌の通しチェックをしました。
 さて、この映画のモニターを務めて今更ながら音声ガイドの威力を
思い知らされました。
 映画は、美しい音楽で始まるのですが、それから3分間ぐらいは、
まったく無音の世界なのです。タイトルバックは、大抵そのような傾向に
あるとは言うものの、この映画の無音は、かなり長いものです。

音声ガイドの力を借りて写真の数々を見ると、それらは、スペインの小さな
村の日常生活の断片だったことが判りました。日本との風習の違いが判る
写真で、とても面白いです。
それらの写真は、映画本編へいざなう役目も担っています。

今回『蝶の舌』のモニターをして戸惑ったことがありました。
スペイン情勢が顔を出してくるのです。
このころのスペイン情勢はスペイン人や、ヨーロッパ人なら常識的なことでも、
私たちには縁遠い問題です。このことは、晴眼者が映画を見ていても同じことか
も知れませんが視覚障碍者には、事前解説ではなくて、音声ガイドの中で何らか
の手立てはないものかと皆で考えました。

この映画は、子ども目線で進んで来たのが、後半からはスペイン情勢といった大
人目線に変わります。そしてまた、映画の最後は、子ども目線に戻ります。
この二面性が、映画の懐を深くしています。
素晴らしい映画。

皆さん。6月4日に、映画祭の会場でお待ちします。
どうぞ よろしく。
カテゴリー: 未分類 | 『蝶の舌』(モニターのつぶやき、その3) はコメントを受け付けていません

バリアフリーと音声ガイドの関係は??

こんにちはモグタンです。
ただいまゴールデンウイークまっただ中!皆様いかがお過ごしでしょうか?。

昨年、一昨年は、ちょうどこの時期に映画祭が開催されていましたね。
「地方の方もお運びいただきやすかったのでは?」
そんな考えもあったのですが、逆にGW期間は旅費が高く着くとか、宿泊施設が
とりにくいなどのデメリットを訴えられておられる方も多数おられました。
そういった声に配慮しての開催時期変更ではないのですが、混雑する時期を外し
ての開催となりました。そんなわけで今年の映画祭にはより多くの地方の方から
のご参加もお待ちしております。

私も視覚障害になるまではあまり気にしていなかったのですが、宿泊施設のバリ
アフリーは結構大きな意味があります。
バリアフリーに配慮して設計されていない室内で、棚や突起物に体をぶつけて痛
い目にあった事もあります。
エレベーターに乗る場合は音声や点字、又は浮きだし文字などで階数がわかれば
非常に便利ですね!
また駅から点字ブロックなどがあれば単独でも十分利用できたりしてしまいます
が、そうは問屋が卸しません!
設備やレイアウト、道路の段差などは新規に工事をする場合はともかく、後から
ではとっても改修が大変だからです。
それに比べると、映画や演劇などへ音声ガイドをつけるというのは比較的容易に
実現ができます。(笑顔)

またパソコンや携帯電話を操作できるように音声サポートがあればこのように視
力がなくてもブログが書けたり、メールの交換などもできます。
こういったソフトウェアで問題解決できる場合はなるべく利用者が多く、よりよ
い物を作るように意見を出し合うなどするととても良い物ができます。
その一番の成功例がシティーライツではないでしょうか?

映画を作る側や関係する人たちが、映画が好きな視覚障碍者に音声ガイド付けて
見てもらおうなんていっても、それを見にきて下さる当事者の方々が皆無では意
味をなしませんのですぐ企画倒れとなります。
シティーライツはなにも音声ガイドを作る人たちだけが育てたのではなく、映画
を見に出かける皆さんの情熱と、その情熱に少しでもよりよい音声ガイドを提供
したいといった人たちとの相乗効果があったればこそ、ここまでやってこれたは
ずです。
少なくとも私はそう強く感じます。
そしてそのシティーライツの活動が、今度は演劇に音声ガイドを取り入れるとか
新たな試みにもつながっているのでしょう。

先日の4月28日には岩本町にあるオペラサロン トナカイ にて生でオペラの
世界を楽しむ事ができました。
私の友人がオペラを見よう!と活動を始めて3年ほどになりますが、今回はオペ
ラ歌手の方が快く演奏の際舞台の情報を添えていただけるという、とてもとても
うれしい形での開催でした。
まだまだ課題は多いのですが、それでもまずは1歩を踏み出さないといけません。
何が問題で何が良いのかの検証も、開催しなければ判りませんからね!

そうですよみなさん!
音声ガイドを必要とする皆様お一人お一人の力をいただきシティーライツは10
年も活動を続けてこられたのですし、その一つ一つに参加いただく皆様方が外に
出る事により、多くの社会現象に多大なる影響を与えているという事実もあります。
バリアフリーの促進には当事者の利用が一番の近道で、唯一の方法です!。
点字ブロックや音声誘導などは利用者が必要とするから設けられたものですの
で、より多くの方が利用いただくのが一番理想です!

一人でも多くの方が外に出られる事がバリアフリーの促進剤であるという事を
お伝えしたかった訳です。

まだシティーライツ映画祭へお越しいただいた事のない方は、是非とも今年こそ
おいで下さいませ。
またすでに何度かご参加いただいた皆様は昨年よりさらに進化しているシティー
ライツを実感いただけますよう努力しておりますのでなにとぞお誘い合わせのう
え映画祭にお越し下さいませ。

なお視覚障碍者の方が単独、又は視覚障碍者で連れだってこられる方はチケット
をお申し込みいただくさいに誘導希望と申していただければ駅から会場までの誘
導、会場内での移動支援をさせていただけますので、ご安心のうえお申し込み下
さいませ。
駄文乱文、超長文ではありますが、ご拝読いただきありがとうございました。
カテゴリー: 未分類 | バリアフリーと音声ガイドの関係は?? はコメントを受け付けていません