ノンちゃんです 映画祭チケットの販売を始めてから1週間少々。続々と届くお申し込みのメー ル。大変ありがたく受け取っております。 が・・・、やはり・・・、 昨年がどっと押し寄せる波だったとしたら、今年はさらさらと流れる小川のよう な感じです。多少地味ですが、選りすぐりのお勧め作品揃いですので、ぜひぜひ 周囲の方にもお知らせください。 さて、今回の記事は表題の通り、会場で皆様からお預かりした募金を贈呈させ ていただくところについてのお話です。 未曾有の被害をもたらした大震災を受けて様々な団体などが義捐金や支援金の 募集を行っています。既にそれらのところに協力された方も多いことと思います。 そんな中、6月に開催する映画祭でどのように募金のお願いをしようかと思案 しました。「視覚障害者関係の団体や施設に送るのはどうか?」「支援する団体 への寄付はどうか」などなど検討している中で、たまたま岩手日報の記事に出会 いました。 【宮古】シネマリーン再開 「銀幕から元気を」 宮古市小山田のマリンコープDORA内にある映画館「シネマリーン」は26日、 震災以来半月ぶりに上映を再開する。「街に元気を子どもたちに夢を」を合言葉に、 被災地に映画の灯をともす。 というもの。津波によって壊滅的な被害を受けた宮古市にありながら奇跡的に 建物の大きな損傷もなく、早い時期に営業を再開できたとは言え状況はかなり厳 しい様子。ブログによれば、子どもたちのためにアニメ映画の出張上映会を企画 したり、周辺市町村への巡回なども計画されており、協力金を募っているという。 これはなんとしても応援したい。そう思わずにはいられなくなりました。奇し くも「100人の子供たちが列車を待っている」というドキュメンタリーは子ど もたちの元に映画を届け、笑顔と輝く瞳をもたらすさまを描いている作品で、こ れも何かのご縁ではないかと思えてならなくなりました。 「食べ物や生活用品の物資はだんだんと安定して来たように感じます が、映画館が出来る事はなんだろう…炊き出しのようにお腹は満腹にはしてあげ られませんが、「こころ」を満腹にはできる!見えないストレスをかかえている 多くの子ども達に楽しい時間のプレゼントを!」 という支配人の言葉は、 以前からも「若い人にももっと映画を観るくせをつけて欲しい」「運転ができな くて遠くの映画館まで行けない年配の方にも身近なところで映画を楽しんで欲しい」 との思いを持たれていた方ならではのものなのだということがブログなどを 読んで行く中で分かってきました。 そうそう、この劇場は岩手県の沿岸部で唯一の映画館。しかも、日本で初めて生 活共同組合が運営する劇場でもあるのだそうです。 こちらに募金をお送りしたいと思います。 映画を愛する仲間の集まるシティ・ライツで、皆さんの思いのこもった素敵な 劇場のお手伝いができたらとても嬉しいと思いませんか? CINEMARINE WEBLOG http://cinemarine.blog45.fc2.com/ 映画館専門サイト「港町キネマ通り」 http://www.cinema-st.com/index.html 宜しかったらご覧になってみてください。