ノンちゃんです この度の東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますと共に、 被災された方々及び関係者の皆様に心からお見舞い申し上げます。 今年の映画祭に向けてこのブログを書き始めるに当たってはまず、私たち実行委員 の気持ちをお伝えするところから始めなければならない、そのような想いでいっぱい です。 シティ・ライツは2001年の立ち上げから10年。始めはほんの数人が集まって音 声ガイドの勉強会をしあうところからスタートし、耳元での「こそこそガイド」から FM送信機を用いてのガイドへと進めてきて、今ではずいぶんと大きな団体になった ような雰囲気はしています。けれども、未だに、支えている役員は5人、それに同行 鑑賞会のことを一手に引き受けてくれている推進室の1名、事務局は代表宅といった サークル活動の域を出ていない団体です。 そのような私たちが10年もの間、活動を続けてこられたのは、様々な形でその時々に 支えてくださった方々がいらしたお陰です。そのような方々への精一杯の感謝の 気持ちを込めて第4回CityLights映画祭を開催すべく準備の大詰めにかか った3月11日、あのような大地震と大津波それに原子力発電所の大事故という未曾有 の事態が起こりました。誰も想像し得なかったあまりにも大きすぎることを前に、映 画祭の開催事態をどうしたらよいのか途方に暮れました。 震災直後は関東に住む私たちさえ不安を抱え気持ちも落ち込んでいました。 そんな時、イベント協賛のお願いをしていた企業や団体の方から、 「こんなときだからこそ映画の力を信じてがんばりましょう。応援しています」 というような涙が出るほど暖かいメッセージをいくつもいただき、 そうだ落ち込んでいる場合ではない。いま私たちにできることを真剣に考えなければ と思うようになりました。 安全面、資金面、そして、今までのようにお客様に足を運んでいただけるだろうかな どなど様々な点について実行委員会で検討しました。その結果、やはり元気に映画祭 を開催することが大事。最初に思っていた通り10年の間に関わってくださった方々へ の感謝を込めると同時に、映画祭の場に生まれる元気や勇気ややる気を被災地にお届 けし僅かでも復興のお手伝いができるようなイベントづくりを精一杯して行こうと決 めました。 一人ひとりの力は本当に小さいですが、それが集まればちょっぴり大きな力になるは ずです。 「いい映画が観られて良かった、元気になった、皆で過ごす時間が楽しかった・・・」 そのように感じていただけたら、そのお気持ちを会場に設置する募金箱の中にお願い します。募金箱に入れていただいた大切なお金は皆さんのパワーと共に被災地に お届けしたいと考えています。 お届けする先は私たちらしいところにしたいということで、ただいま真剣に検討 中です。 6月4日の主役はご来場いただく全てのお客様です。お待ちしております。 しょっぱなから長々と語ってしまって失礼いたしました。次は、一番遠いところから 熱い思いを抱いて実行委員会に参加しているモグタンにバトンを渡したいと思います。