春との旅

タイトル: 『春との旅』
製作年: 2010年
製作国: 日本
配給: ティ・ジョイ、アスミック・エース
監督・脚本・原作: 小林政広(こばやし まさひろ)
出演:
仲代達矢(なかだい たつや),、徳永えり(とくなが えり)、
大滝秀治(おおたき ひでじ)、菅井きん(すがい きん)、
香川照之(かがわ てるゆき)
DVD発売日: 2011年1月21日
販売元: 東映ビデオ
時間: 134分
販売価格: 4935円

【作品紹介】
<ストーリー>
北海道、4月。まだ風が土を愛でることのない厳しい寒さの中、元漁師の忠男
(仲代達矢)は、18歳の孫・春(徳永えり)と共に気の乗らない東北への旅に出
ることになる。二人が訪れたのは、忠男の兄・重男(大滝秀治)の家だった。決
して折り合いのよくなかった兄に、忠男は突然、自分を養ってくれと切り出す。
足を痛めている忠男は、ひとり娘が死んでからは春に面倒を見てもらいながら暮
らしてきた。だが、春が仕事を失い、これを機に東京に出ることを考えていると
知り、忠男は最後の住まいを求めて重男に会いに来たのだった。しかし、忠男は
重男に同居を断られてしまう。と同時に、重男と妻の恵子(菅井きん)が抱える
事情を忠男は知ることになる。そして忠男は、次に弟・道男(柄本明)のもとを
訪ねようとする。忠男の面倒を兄弟に見てもらうことを提案したのは春であった。
だが、過去から逃れることができず、避けてきた感情や事実と向き合わざるを得
なくなった祖父の姿を見て、春は自分の言葉を後悔していた。そんな祖父の葛藤
やもがきを一緒に体験しながら春は、やがてある感情が芽生え出してくるのだっ
た……。

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座頭市 THE LAST

タイトル: 『座頭市 THE LAST 通常版』
製作年: 2010年
製作国: 日本
配給: 東宝
監督: 阪本順治(さかもと じゅんじ)
出演: 香取慎吾(かとり しんご)、石原さとみ(いしはら さとみ)、
反町隆史(そりまち たかし)、工藤夕貴(くどう ゆうき)、
加藤清史郎(かとう せいしろう)、宇梶剛士(うかじ たかし)、
倍賞千恵子(ばいしょう ちえこ)、仲代達矢(なかだい たつや)
DVD発売日: 2010年12月23日
販売元: セディックインターナショナル/ジェイ・ドリーム
時間: 132分
販売価格: 3990円

【内容紹介】
勝新太郎、北野武らによって数多く映像化されてきた時代活劇の傑作シリーズ
『座頭市』の集大成の作品であり、最後の作品。

<ストーリー>
市(香取慎吾)は愛する妻タネ(石原さとみ)のためにもそれまでの人を斬(き)
る生活を捨て、故郷で静かに暮らそうと心に決める。彼はとりあえず旧友の柳司
(反町隆史)の家に身を寄せ、百姓として生きるために杖を置く。
しかし、村は非道な天道一家に牛耳られており、百姓達は悪の限りを尽
くす彼らに苦しめられていた。見かねた市は、一度封じ込めた仕込み杖を手にす
るが、先には更なる壮絶な運命が待ち受けていた……。
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母べえ

タイトル: 『母べえ』(かあべえと読みます)
製作年: 2007年
製作国: 日本
配給: 松竹
監督・脚本: 山田洋次(やまだ ようじ)
出演: 吉永小百合(よしなが さゆり)、浅野忠信(あさの ただのぶ)、
檀れい(だん れい)、志田未来(しだ みらい)、
戸田恵子(とだ けいこ)、坂東三津五郎(ばんどう みつごろう)

★製品内容:
DVD発売日: 2008年7月25日
ディスク枚数: 1
販売元: 松竹
販売価格: 2800円
時間: 132分

● 作品の概要
映画スクリプターの野上照代の実話にもとづいたエッセイ作品及び映画化作品。
元々は、1984年の読売女性ヒューマン・ドキュメンタリー大賞に「父へのレクイ
エム」という題名で応募され、優秀賞を受賞。山路ふみ子功労賞もあわせて受賞
した。2007年12月、翌年の映画公開を前に、中央公論新社から『母べえ』とし
て、単行本として刊行された。父・野上滋は、戦前から新島繁のペンネームで活
躍したドイツ文学者。単行本収録時には吉永小百合と山田洋次のエッセイが添え
られた。
作品は、日本が太平洋戦争への道を歩んで行く、不穏な時代を背景に、慎ましく
生きる家族の姿をとらえて描いた山田監督の感動作。
夫のいない家族を支える強くて健気な母親役の吉永小百合さんを通して平和や家
族の大切さを訴えている。戦時の動乱に流されながらも懸命に生き抜く家族と周
囲の人々のエピソードが涙を誘う。

★ストーリー
舞台は1940(昭和15)年の東京。父と母、娘の初子と照美の野上家は、お互いを
「父べえ」「母べえ」「初べえ」「照べえ」と愛称で呼び合う仲睦まじい家族
だった。
しかし、小さな家庭の穏やかな日常は、
文学者である父・滋が治安維持法で検挙された朝から一変する。
戦争に反対することが、国を批判するとして罪になる時代だった…。
不安を募らせる母と娘たちのもとに、温かい思いやりを持った人々が次々に訪れ
る。
父の教え子で出版社に勤める山崎は、父との面会申請のために奔走し、
やがて一家から「山ちゃん」と呼ばれる大切な存在になる。
父の妹で美しく快活な久子は、
思春期を迎えた初子とおてんばな照美の良きお姉さん役で、
いつしか山ちゃんにほのかな想いを寄せるようになる。
そして、変わり者の仙吉叔父さんは、あけっぴろげで遠慮のない性格のため、
いくつもの騒動を巻き起こすのだった。
離ればなれになった家族をつなぐのは手紙だった。まるで日記を書くかのように
毎日の出来事を父に綴る初子と照美。
そんな娘たちの成長を見守ることが母べえの心の支えだった。
そんなある日、野上家に思いがけない便りが届く…。

父べえが無事帰って来てほしいという希望。娘たちがすくすくと育ってほしいと
いう希望。正しいことを正しいと言える平和な時代が来てほしいという希望。
そして母べえの存在そのものが絶望の中を生き抜くための真の「希望」。
混迷する現代に生きる私たちへのメッセージ。
受難の中で希望を抱きしめる。

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