映画祭物語『思い出そう、大切なこと』第4章 素晴らしき哉、人生 つづき。

映画祭ブログ担当 ながたです。
映画祭まであと10日。カウントダウン開始です。
映画祭物語もアップしていきますので楽しみにしていて下さいね。
では、早速続きをどうぞ!!

お店にあかりさんが来店したとき、何故か運命的な出会いを感じて初対面にもかかわらず一緒に出掛ける約束を交わし、同行鑑賞会という映画を観る会に参加した。音声ガイドと言うのも初めての体験で、テレビドラマの副音声とは全く違う映画の場面説明に驚かされた。また、映画鑑賞のあとのお茶会も和気藹々としていて、みなさんと初対面のはずなのに懐かしいクラス会に参加したような気分になった。
そして、あかりさんに誘われるまま、実行委員に参加した。そして映画『素晴らしき哉、人生』との出会い。この作品が映画祭の候補に上がり、初めて観た時、心に衝撃が走った。これは、絶対にみんなに観て欲しい映画だと思った。あかりさんが、私を誘った理由もわかった気がした。
      

「どうしよう・・・。」
笑子は、テレビの前で途方に暮れている。
全く初めてのガイド作りで、何をどうして良いやらさっぱりわからないでいる。
その時、携帯電話が鳴った。
「笑子さんですか? 私、実行委員で一緒の白保七海(しらほ ななみ)です。」
「こんにちは、どうしたの?」
「私も、『素晴らしき哉、人生』のガイドを作っていて、メールしようかと思ったのですが電話の方が早いと思って。良かったら、一緒にDVD観ませんか?」
「いいの?実は、今、途方に暮れていたところ。」
「やっぱり、家も近所だし、これからどうですか。」
「ありがとう。」笑子は、電話を切ると急いで仕度を始めた。

続く・・・。

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