「蝶の舌」字幕朗読 収録風景

皆さん、こんにちは、大坪です。

1週間経つのは、早いですね。
先週、字幕朗読の読み合わせのお話をしましたが、
5月7日(土)に「100人の子供たちが列車を待っている」が、
5月8日(日)に「蝶の舌」の字幕朗読の収録が、無事終わりました。
といっても、私は、最後まで、いたわけではありませんが・・・・。

今は、パソコン録音で、後から編集できるので、
メインの役の人だけのシーンは、後撮りすることにして、
私のような一言二言の役の人が登場するところだけ、先に撮っていきます。
ワンシーンごと、収録していって、
朝集合の私は、午前中で終了して、午後の予定に向かうことができました。
午後から集合の人、夕方集合の人、と、集合時間を3回に分けて、集まりました。
録音担当の平塚リーダーやプロデューサー兼主役の檀さん他、メインの役の方た
ちや、ガイドのナレーションの方も大変そうでしたが、皆さんお上手で夜は異例
の速さで9時より前に収録を終えたそうです。

収録は、京王線の調布駅から、徒歩で4、5分くらいの建物
【調布市文化会館たづくり】の8階の、スタジオで、行いました。
絨毯敷きのお部屋で、二重扉の入口で、スリッパに履き替え、中に入ります。
細長い部屋で、高い天井のから、ライトが、いくつも、吊り下がっています。
3月の地震の時は、そのライトが落ちてしまい、このお部屋も、しばらく使えな
かったそうです。
ですから、始まる前に、
「地震が起きたら、速やかに、ライトの下から、離れるように。」
との、ご注意がありました。

小さなモニター画面の前にスタンドマイクが5本、
マイクの前には、直径10cmくらいの、白い薄い円形のもの(ポップフィル
ターといいます)が、きれいな音を拾う為にセットされています。
モニターの画面に映る映画を見ながら、本編の音声を、88.5Mhzに合わせたFM
ラジオから聴き、マイクに向かって、台本に書かれた台詞を、しゃべります。
吹き替えではなく、実際の上映の時は、本編の俳優さんの声と一緒に、字幕朗読
が流れることになります。
ですから、字幕朗読の声が、聴こえなくては困りますが、あまり目立ってしまわ
ないようにしなければいけません。
本編の原語(俳優さん)の声に近い人に役が、振り当てられていますが、
緊張したり、ことばの雰囲気で、声が変わってしまうこともあるので、
本編の俳優の声に、注意深く耳を傾け、映画のテンポや雰囲気に合わせて、じゃ
べらなければ、いけません。
でも、前の週の、檀さんの読み合わせ特訓の成果が出ていて、
スムーズに収録は進んでいきました。

時間をかけて練りに練ったガイドつくり、そのガイドを読むナレーター、
字幕朗読用に台本おこしをしてくださるボランティア
その台本を使って、30人以上の字幕朗読ボランティアが読み、それを収録・監
修する人、こんなふうに、たくさんの人の手で、音声ガイドは作られます。

皆さん、素晴らしい作品に仕上がっていますから、
是非、チケットを買って、江戸東京博物館に、いらしてください。
では、会場で、お待ちしていまーす。

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