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操作レビュー:母べえ

どうも、DVD調査隊のみみすけです
かなり久々のシネマML投稿のような気がします。
皆さんお元気でしょうか?
寒さが厳しく増すこの時期、お体にお気をつけください。
 
先日、もちつき大会を自治会でやって、
サポートとして杵つきなどしておりました。
翌日は全身筋肉痛。私も体に気をつけないといけませんね
いろいろな意味で、、、
 
では、気を取り直してレビューです。
今回は山田監督の『母べえ(かあべえと読みます)』。
黒澤作品で数多くの映画スクリプトをてがけた野上照代さん
の原作をもとに山田監督が作り上げた珠玉の名作。
では、お楽しみください。
 
● もくじ ●
・基本情報
・製品内容
・作品の概要
・パソコンでの操作手順メディアプレーヤーWinDVD)
・DVDプレーヤーでの操作手順
・パッケージ説明
・担当者からの感想
・調査隊よりお知らせ
 
大見出しには ●を、小見出しには ★ をつけています。

●基本情報
タイトル: 母べえ
製作年: 2007年
製作国: 日本
配給: 松竹
監督・脚本: 山田洋次(やまだ ようじ)
出演: 吉永小百合(よしなが さゆり)、浅野忠信(あさの ただのぶ)、
        檀れい(だん れい)、志田未来(しだ みらい)、
        戸田恵子(とだ けいこ)、坂東三津五郎(ばんどう みつごろう)

★製品内容
DVD発売日: 2008年7月25日
ディスク枚数: 1
販売元: 松竹
販売価格: 2800円
時間: 132分


●作品の概要
映画スクリプターの野上照代の実話にもとづいたエッセイ作品及び映画化作品。
元々は、1984年の読売女性ヒューマン・ドキュメンタリー大賞に「父へのレクイ
エム」という題名で応募され、優秀賞を受賞。山路ふみ子功労賞もあわせて受賞
した。2007年12月、翌年の映画公開を前に、中央公論新社から『母べえ』とし
て、単行本として刊行された。父・野上滋は、戦前から新島繁のペンネームで活
躍したドイツ文学者。単行本収録時には吉永小百合と山田洋次のエッセイが添え
られた。
作品は、日本が太平洋戦争への道を歩んで行く、不穏な時代を背景に、慎ましく
生きる家族の姿をとらえて描いた山田監督の感動作。
夫のいない家族を支える強くて健気な母親役の吉永小百合さんを通して平和や家
族の大切さを訴えている。戦時の動乱に流されながらも懸命に生き抜く家族と周
囲の人々のエピソードが涙を誘う。


★ストーリー 
舞台は1940(昭和15)年の東京。父と母、娘の初子と照美の野上家は、お互いを
「父べえ」「母べえ」「初べえ」「照べえ」と愛称で呼び合う仲睦まじい家族
だった。
しかし、小さな家庭の穏やかな日常は、
文学者である父・滋が治安維持法で検挙された朝から一変する。
戦争に反対することが、国を批判するとして罪になる時代だった…。
不安を募らせる母と娘たちのもとに、温かい思いやりを持った人々が次々に訪れ
る。
父の教え子で出版社に勤める山崎は、父との面会申請のために奔走し、
やがて一家から「山ちゃん」と呼ばれる大切な存在になる。
父の妹で美しく快活な久子は、
思春期を迎えた初子とおてんばな照美の良きお姉さん役で、
いつしか山ちゃんにほのかな想いを寄せるようになる。
そして、変わり者の仙吉叔父さんは、あけっぴろげで遠慮のない性格のため、
いくつもの騒動を巻き起こすのだった。
離ればなれになった家族をつなぐのは手紙だった。まるで日記を書くかのように
毎日の出来事を父に綴る初子と照美。
そんな娘たちの成長を見守ることが母べえの心の支えだった。
そんなある日、野上家に思いがけない便りが届く…。
 
父べえが無事帰って来てほしいという希望。娘たちがすくすくと育ってほしいと
いう希望。正しいことを正しいと言える平和な時代が来てほしいという希望。
そして母べえの存在そのものが絶望の中を生き抜くための真の「希望」。
混迷する現代に生きる私たちへのメッセージ。
受難の中で希望を抱きしめる。


● パソコンでの操作手順
 
音声ナビ(操作を案内するガイド)が付いています。
また、デフォルトで、音声ガイド付き、日本語字幕無しでの再生が選ばれていま
す。

★メディアプレーヤー
 
DVDが動き出すと、
音楽(松竹ロゴ)が流れます。
しばらくすると
「母べえのDVD本編ディスクです。
このDVDにはメニュー画面での操作方法を
音声によって案内する機能が付いています。
このまま音声による案内を利用しますか?
利用する
が選ばれています。
メニュー案内を御利用になる方は、ここで決定ボタンを押して下さい。
メニュー案内を利用しない方は、十字キーの上下ボタンで
利用しない
を選択して下さい。」
操作を行うまで上記を繰り返し読み上げます。
*Ver.11 Ver12 ではエスケープを一回押して下さい。
(上下矢印キーおよびエンターでは、選択ができません。)
 
タブキーを押します。
(音声の反応はありません。)
最初のガイドが引き続き聞こえてきます。
エンターキーを押します。
 
「母べえ DVD メインメニューです。
ここでは、本編再生、音声・字幕の設定、場面選択、予告編などの
メニューが選択できます。
十字キーの上下ボタンで、希望する項目を選んで下さい。」
本編再生が選択されていますが、
デフォルトで「音声ガイド付き、日本語字幕無し」が選ばれていますので、
そのままエンターキーを押します。
 
「母べえ、製作委員会。
松竹映画。
タイトル、母べえ(かあべえ)。
漢字の母の横に「べえ」と小さくひらがな。
 
風の強い夕方、着物姿の女性が庭で洗濯物を取り込んでいる。
路地を歩いてくる男……。」
 
音声ガイド付きでDVDが鑑賞できます。

★WinDVD
 
DVDが動き出すと、
音楽(松竹ロゴ)が流れます。
しばらくすると
「母べえのDVD本編ディスクです。
このDVDにはメニュー画面での操作方法を
音声によって案内する機能が付いています。
このまま音声による案内を利用しますか?
利用する
が選ばれています。
メニュー案内を御利用になる方は、ここで決定ボタンを押して下さい。
メニュー案内を利用しない方は、十字キーの上下ボタンで
利用しない
を選択して下さい。」
操作を行うまで上記を繰り返し読み上げます。
 
エンターキーを押します。
 
「母べえ DVD メインメニューです。
ここでは、本編再生、音声・字幕の設定、場面選択、予告編などの
メニューが選択できます。
十字キーの上下ボタンで、希望する項目を選んで下さい。」
 
本編再生が選択されていますが、
デフォルトで「音声ガイド付き、日本語字幕無し」が選ばれていますので、
そのままエンターキーを押します。
 
「母べえ、製作委員会。
松竹映画。
タイトル、母べえ(かあべえ)。
漢字の母の横に「べえ」と小さくひらがな。
 
風の強い夕方、着物姿の女性が庭で洗濯物を取り込んでいる。
路地を歩いてくる男……。」
 
音声ガイド付きでDVDが鑑賞できます。
 
 
★参考
メインメニュー:
 本編再生、音声字幕の設定、場面選択、予告編集、インフォメーション(注)、
メニュー案内オフ
 
音声字幕の設定:
 音声ガイド付き、日本語字幕なし
 音声ガイド付き、日本語字幕あり
 オリジナル音声、日本語字幕なし
 オリジナル音声、日本語字幕あり
 
 
インフォメーション(新作情報)の内容:
(注)レンタル版のみ新作情報が付いています
 
(新作映画情報)
 あの日の指輪を待つきみへ
 おくりびと
 特名係長 只野仁 最後の劇場版
(DVD新作情報)
 明日への遺言(音声ガイドつきDVDです)
 犬と私の10の約束(音声ガイドつきDVDです)


● DVDプレーヤーでの操作手順
このDVDには音声ナビが収録されておりますので、
ナビゲーションにしたがって操作してください。

●パッケージ説明
 
上下に二分割された画面。
上半分は母と娘2人が3人で仲良さそうにしている温かい家庭の一シーン。
昔ながらの木造家屋の一室。
破れた障子に継ぎのテープが貼ってあり、後ろには押し入れが見える。
 
真ん中にチェックのかっぽう着を着た和服姿の母親役、
吉永小百合(よしなが さゆり)。
くつろいだ様子で横座りし、手には黄色っぽい布を持ち、裁縫の途中。
顔にはやわらかい笑顔をたたえ、手元を見ている。
 
その背中から肩を抱き、覗き込む様子の長女初子役、
志田未来(しだ みらい)。
花柄の白いブラウスに水色と茶色のチェックのスカート。
肩下まで伸びる黒いストレートの髪。
 
左側には母の膝に手を置き、母の顔を見ながら笑顔で話している次女照美役、
佐藤未来(さとう みく)。
大きめの花柄のブラウスに黒いおかっぱ頭。
 
下半分のほとんどは白い背景で、
その一番下の細い部分(約1割)に5つのシーンの写真が小さく並ぶ。
 
白い部分には横書きの太筆字でタイトル「母べえ」。
やわらかい薄茶色の文字。「母」の右上に「かあ」の送り仮名。
その下には監督や出演者の名前が並ぶ。
 
またタイトルの右側に縦書きで2行。グレーの明朝体。
「あなたがいたから、
 すべてを愛せる。」
 
小さな5つの写真のうち、
一番左の写真は父・野上滋の教え子 山崎徹役の
浅野忠信(あさの ただのぶ)。
丸眼鏡(ロイドメガネ)をかけ、街中をコートを着て歩いている。
左から二番目、障子のある和室で藤岡仙吉役の
笑福亭鶴瓶(しょうふくてい つるべ)が右方向手前を指さし笑っている。
真ん中の写真、初子と照美が並んで外で歩く姿のアップ。
心配そうに話しこんでいる。
その次の写真は、庭と思われるところでの滋の妹である
野上久子(のがみ ひさこ)役の檀 れいのアップ。
後ろに洗濯物が干してある。
一番右は「父べえ」こと野上滋役の
坂東三津五郎(ばんどう みつごろう)と「母べえ」のツーショット
畳の部屋、奥に本棚、手前に鉄瓶が見える。


●担当者からの感想
なんといっても、主演の吉永小百合が年齢を超越した演技で、30代の
妻役を演じても不自然に感じないのは、さすがというべきでしょうか。
 垣根がある平屋建ての家や服装など、昭和を感じさせる雰囲気がよくでて
いて、懐かしさを感じてしまいました。
言論・思想統制が厳しく行われた昭和初期の日本は、まるで隣国の現状
を見ているようで、本当に悲しくなりますね。
我々は現代の自由に発言できる日本に生まれて幸せだと思います。
「おとうと」、「ディア・ドクター」を先に見たせいでしょうか、地で演技して
いる鶴瓶の存在感が強過ぎて、ほかの俳優さんと比べて、1人だけこの時代の
雰囲気とは少し違う感じがしたのですが、私の気のせいでしょうか?
(By YZ)


● DVD調査隊よりお知らせ
DVD調査隊では、音声ガイド付きDVDを鑑賞した方々からのご意見、ご感想を
お待ちしております。
みなさんからのご意見をもとに、今後の要望も含めて配給会社に届けていきます。
「音声ガイド付きだから、映画をより楽しめた」とか、
「こんな風にしてもらえたら、もっと操作が楽なんだけど」などの要望などを、
何でも自由に教えてもらませんか?
ひとりでも多くの人たちからの感想が、製作者側に伝わることによって、
音声ガイドつきの作品を作ってもらうきっかけになれば良いと思いませんか?
そして、より操作性の良いDVDが増えていけば嬉しいですよね。
その他、この操作レビューに対する、ご意見もお聞かせ頂けると、一同励みに
なりますので、そちらもぜひお願いします。

ご意見、ご感想の宛先は
dvd@citylights01.org
までお願いします。

みなさんからの、お便りをお待ちしております!
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母べえ

タイトル: 『母べえ』(かあべえと読みます)
製作年: 2007年
製作国: 日本
配給: 松竹
監督・脚本: 山田洋次(やまだ ようじ)
出演: 吉永小百合(よしなが さゆり)、浅野忠信(あさの ただのぶ)、
檀れい(だん れい)、志田未来(しだ みらい)、
戸田恵子(とだ けいこ)、坂東三津五郎(ばんどう みつごろう)

★製品内容:
DVD発売日: 2008年7月25日
ディスク枚数: 1
販売元: 松竹
販売価格: 2800円
時間: 132分

● 作品の概要
映画スクリプターの野上照代の実話にもとづいたエッセイ作品及び映画化作品。
元々は、1984年の読売女性ヒューマン・ドキュメンタリー大賞に「父へのレクイ
エム」という題名で応募され、優秀賞を受賞。山路ふみ子功労賞もあわせて受賞
した。2007年12月、翌年の映画公開を前に、中央公論新社から『母べえ』とし
て、単行本として刊行された。父・野上滋は、戦前から新島繁のペンネームで活
躍したドイツ文学者。単行本収録時には吉永小百合と山田洋次のエッセイが添え
られた。
作品は、日本が太平洋戦争への道を歩んで行く、不穏な時代を背景に、慎ましく
生きる家族の姿をとらえて描いた山田監督の感動作。
夫のいない家族を支える強くて健気な母親役の吉永小百合さんを通して平和や家
族の大切さを訴えている。戦時の動乱に流されながらも懸命に生き抜く家族と周
囲の人々のエピソードが涙を誘う。

★ストーリー
舞台は1940(昭和15)年の東京。父と母、娘の初子と照美の野上家は、お互いを
「父べえ」「母べえ」「初べえ」「照べえ」と愛称で呼び合う仲睦まじい家族
だった。
しかし、小さな家庭の穏やかな日常は、
文学者である父・滋が治安維持法で検挙された朝から一変する。
戦争に反対することが、国を批判するとして罪になる時代だった…。
不安を募らせる母と娘たちのもとに、温かい思いやりを持った人々が次々に訪れ
る。
父の教え子で出版社に勤める山崎は、父との面会申請のために奔走し、
やがて一家から「山ちゃん」と呼ばれる大切な存在になる。
父の妹で美しく快活な久子は、
思春期を迎えた初子とおてんばな照美の良きお姉さん役で、
いつしか山ちゃんにほのかな想いを寄せるようになる。
そして、変わり者の仙吉叔父さんは、あけっぴろげで遠慮のない性格のため、
いくつもの騒動を巻き起こすのだった。
離ればなれになった家族をつなぐのは手紙だった。まるで日記を書くかのように
毎日の出来事を父に綴る初子と照美。
そんな娘たちの成長を見守ることが母べえの心の支えだった。
そんなある日、野上家に思いがけない便りが届く…。

父べえが無事帰って来てほしいという希望。娘たちがすくすくと育ってほしいと
いう希望。正しいことを正しいと言える平和な時代が来てほしいという希望。
そして母べえの存在そのものが絶望の中を生き抜くための真の「希望」。
混迷する現代に生きる私たちへのメッセージ。
受難の中で希望を抱きしめる。

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