タイトル:沈黙の春を生きて
監督: 坂田雅子(さかた まさこ)
製作者: 山上徹二郎(やまがみ てつじろう)
ディスク枚数: 1
販売元: 紀伊國屋書店
DVD発売日: 2012/06/23
時間: 87 分
内容紹介:
『花はどこへいった』から3 年… 坂田雅子監督最新作
ベトナム、アメリカいまだ癒えぬ枯葉剤の傷痕
枯葉剤の刻印を背負ったベトナム・アメリカ、双方の子供たちの困難と勇気を描き、レイチェル・カーソンの予言的言葉に再び耳をかたむけることの大切さを訴える。ドキュメンタリー作品。
<ストーリー(ドキュメンタリー)>
1962 年にレイチェル・カーソンが著した『沈黙の春』は、
当時隆盛を誇った農薬の危険性を予言し、DDT が禁止されるきっかけとなった。
一方、その頃ベトナムでは、ジャングルにひそむゲリラの隠れ場所をなくすため、
米軍による枯葉剤散布がはじまった。
枯葉剤は農薬と同じ成分を持つが、人体や自然環境に多大な影響を及ぼす、
猛毒のダイオキシンが含まれていた。
当時のアメリカ政府が「人体に影響がなく、土壌も1 年で回復する」と説明していた枯葉剤は
400 万人ものベトナムの人びとに直接散布され、その被害は戦後35 年を経たいまも続く。
当時ベトナムに駐留していた米軍兵士も枯葉剤を浴び、帰還兵の多くがいまだにその影響に苦しみ、被害は彼らの子供や孫の世代にまで及んでいる。
帰還兵の娘、ヘザーは片足と指が欠損して生まれた。
父の戦場であったベトナムを訪ねたヘザーは、両国の被害者が繋がっていくことの大切さに気づく。