製作: 2000年/日本 監督:大澤 豊(おおさわ ゆたか)、米内山明宏(よないやま あきひろ) 原作: 岡崎由紀子(おかざき ゆきこ) 「アイ・ラヴ・ユー」ひくまの出版刊 出演者:忍足亜希子(おしだり あきこ)、田中 実(たなか みのる)、 岡崎 愛(おかざき あい)、西村 知美(にしむら ともみ)、他 上映時間: 110分 DVD発売日:2002年3月22日 発売元: こぶしプロダクション 販売元: 新日本映画社 規格番号:ESV-22103 (現在はDVD-BOXのみ購入できます) ●概要 静岡市の郊外―――。 ろう者の水越朝子(29)は、消防士の夫・隆一(32)と、おませな小学1年生の娘・愛と3人で、 平凡ながら幸せな生活を送っていた。 隆一も愛も手話は完璧で、特に愛は、耳のきこえない母のために少しでも手助けしようと、 1年生とは思えないくらいしっかりした子どもに育っていた。 そんなある日、思いがけないことが起こった。愛が、学校でいじめられているというのである。 朝子は、愛の授業参観に出掛けて行き、自分をネタにいじめられている愛を見てショックを受ける。 焦る朝子に追い打ちをかけたのは「ママ、どうして学校に来たの!」という愛の一言だった。 「愛、私を恥ずかしいと思っているの?」朝子は愕然とした。 朝子から話を聞いた隆一は、「ママや手話を恥ずかしがっちゃいけない」と愛に話す。 愛の担任は子どもたちに「耳のきこえない人には、思いやりを持ちましょう」と言うが、 朝子が愛に伝えたいものは、「思いやり」や「可哀相」という感情ではなかった。 耳のきこえない母親を持っても幸せだった。 手話ができて楽しいという感情こそ、愛に感じて欲しかったのだ。 朝子は、ろう者劇団に入ることを決意する。 以前から、ろう学校時代の演劇部で一緒にやっていた勝子(29)に誘われていたのだ。 手話の表現力を生かせば、自分たちにしかできない面白い芝居ができる。 朝子は、そのことを愛に実証してみせたかったのである。
アイラブユー
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